2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

行間を読む 129 「短い時間にしっかりと集中し、神経回路をフル回転させて泳ぐ」

一昨年までは、10月といえば、日本選手権(25m)やワールドカップの季節で、いつも桜の枯葉が香る辰巳国際水泳場へと通っていました。 競泳会場に行けなくなって、とうとう24ヶ月になってしまいました。 録画を忘れるどころか、カレンダーに予定を書きこむこ…

記録のあれこれ 105 「探し物はなんですか?見つけにくいものですか?」

6月に岡山から姫路まで歩いた後、当初は8月下旬で都内の緊急事態宣言は解除の予定でしたから、8月下旬から9月上旬に遠出の計画が一つありました。 結局は9月末まで延長になったので行けなかったのですが、9月30日の朝にすでに酔っ払って歩いている人を見ると…

医療介入とは 107 「介入」と「恩恵」

少し前ですが、ニュースで「痛くない注射」を伝えていました。 今回のコロナワクチンでは注射針は細いものが使われていましたし、筋肉内注射の方法になったためか、全く痛くないものでした。 それでもあえて空気圧で薬剤を体内へと注入する方法が開発されて…

医療介入とは 106 未曾有の事態でもこの国の医療はぶれない

散歩をしながらメモをしているのですが、風景に関することだけでなく、まったく別のことを思いついて記録しているものもあります。 境川中流の都県境を行ったり来たりした時には、こんなことをメモしていました。 検査から治療費、さらにワクチンまで全て国…

散歩をする 338 九頭龍通りから宮下通へ

水の神様でもあり虫歯の神様でもある九頭龍神社に隣接した九頭龍公園に、記念碑がありました。 かつてこの付近一帯は多摩川と大栗川に挟まれた水田で、春は蓮華の花、夏は牛馬の田起こし、秋には黄金に輝く稲穂が道往く人の目を楽しませてくれた。 昭和三十…

水の神様を訪ねる 47 多摩川と九頭龍神社

百草園駅北側の水路は水田の残る美しい風景でした。 百草園駅とその手前の聖蹟桜ヶ丘駅までの間にも、おそらく浅川から取水した用水路があちこちに地図に描かれています。 今までは「聖蹟桜ヶ丘」と聞くと、京王線とともに新しく開発された住宅地のイメージ…

散歩をする 337 百草園から高幡不動の水田を見に

7月下旬に境川沿いに都県境を行ったり来たりしたあと、次の散歩の記録は8月下旬です。 さすがに都内の感染者数が4000~5000人台が続いていたことと、私の休みの日は雨が多かったこともあり、必要最小限の買い物ぐらいで出かけない日々が3週間ほどありました。…

散歩をする 336 境川の都県境を行ったり来たり

7月下旬、とうとう都内の感染者数が4000人台になり、第5波の先行きが見えない状況になり始めました。 こんな時にできるだけ都県境を越えないと自分に課していたことをあえて破るのもどうかと思いましたが、東京都と神奈川県の境を流れる川を歩くことにしまし…

生活のあれこれ 2 他の人の生活を知らない

看護学校への進学と同時に親元を離れ、その後は年に1〜2回帰るくらいでした。 十数年前に子どもが親を見守る側に逆転した時から、それまで一緒に暮らしていなかった時間の分、親の生活についてほとんど知らないことに直面しました。 食べ物の嗜好や日常の生…

観察する 73 「金木犀は2度香る」

今年は9月のまだ暑い時期にふと金木犀が香り出して、2~3日で終わってしまいました。 こんなに暑い時期に金木犀が咲くのか、暑いから香る期間が短いのかなと自分なりの観察からの考察(思いつき)をしていたら、10月に入って空気がひんやりとした時にまた香り…

水の神様を訪ねる 46 見沼代用水と氷川神社

2018年に利根大堰から取水する見沼代用水と武蔵水路を見にいき、利根川の流れを地図で眺めるようになりました。 当時に比べるとだいぶ利根川の流れを思い浮かべることができるようになりましたが、埼玉から河口までの間だけでも長大で、しかもさまざまな川や…

記録のあれこれ 104 iPhoneの地図が重層的になり始めた

6月から8月にかけて Macのマップから忽然と神社名や川の名前が消えて、8月に入り神社名が復活してやれやれと思ったら、今度はiPhoneのマップからも河川名がなくなってしまいました。 川と用水路そして水が湧き、あるいは水を治める場所にある神社は私の散歩…

水の神様を訪ねる 45 稲城市長沼の青渭神社

南多摩駅に降りた時には、7月初旬の蒸し暑さの中、さらに小雨がぱらついていました。 歩き出した時には幸い雨はやんだのですが、少し歩くだけでじっとりと汗が出てきました。 お隣の稲城長沼駅まではわずか1kmちょっとですが、水田通りを歩き始めた時には蒸…

水の神様を訪ねる  44 水田通りと津島神社

7月はけっこうあちこちに出かけていて、その散歩のメモも整理して残してあるのですが、まだブログへの記録が追いついていません。 6月下旬の水田三昧の遠出の記録が10月初めまでかかってしまいましたからね。 7月中旬の蓮の花を見に行ったことは書いたのです…

水のあれこれ 196 「東京水道発祥の地」

今回の絶対に都県境を越えない散歩はどこに行こうか、都内はだいぶ散歩し尽くしたしと思いながら地図を拡大したり縮小したりしていると、「あれ?こんなところにあったっけ?」と思うようなものを見つけることがあります。 それが「東京水道発祥の地」の印で…

落ち着いた街 17 下北沢駅の高低差が大きくなって8年

「孤独のグルメ Season9」があっという間に終わってしまいました。 この番組だけは、録画したものは1年間は消さないで何度も観ています。 そして時々、過去の再放送があるので、それも楽しみです。 最初に五郎さんが映った場面で、「あ、この場所は見覚えが…

行間を読む 128 谷戸の上に街ができる時代

鶴見川源泉を守る運動は、その15年後にも引き続いていったようです。 環境省の「鶴見川源流」の「対象地域の概要」にその経緯が書かれていました。 鶴見川源流域の970haは町田市北部丘陵と呼ばれ谷戸田を中心とした農業が営まれていました。都市基盤整備公団…

運動のあれこれ 41 鶴見川源流を守る

広場のように開けた場所に鶴見川の源泉があり、その周囲に昔からここで農業を営んでいる方々でしょうか、家と田畑が広がってその周囲を林が囲んでいる風景は、半世紀以上前の子どもの頃に戻ったような気持ちになりました。 源泉だから大事に守ってこられたの…

水のあれこれ 195 鶴見川上流と源泉

間があきましたが、7月中旬に、二つの池の蓮を見に行くという欲張った散歩の続きで、この日はさらに欲張ってもうひとつ行く場所を決めていました。 薬師池公園の北側に鶴見川が流れています。 地図で見ると、鶴見川の旧河道と思われる蛇行した水色の線が描か…

生活のあれこれ 1 生活とは何か

新しいタイトルを思いつきました。 9年前にブログを始めた頃から「生活」と言う言葉は気になっていたのですが、しだいに「こんなことを書いてみたい」と思っていたのだと言うことがおぼろげながら見えてきました。 「生活」と言う言葉はそれこそ日常生活で当…

鵺(ぬえ)のような  8 「大和魂」

この感染症でマスクが日常生活の必需品になりました。 通勤や外出時に必要なので毎日最低一枚、仕事中は自分にあったちょっと高めのものを使用し、夜勤の長時間労働や超忙しくて走り回って大汗をかく時には交換しますから、結構な枚数を購入しています。 大…

水の神様を訪ねる 43 不忍池と辯天堂

7月中旬に早朝の不忍池の蓮を見に行きましたが、近所に住んでいたら毎日でもこの辺りを散歩したいと思いました。 30年以上前にこの近くに住んだのに、あの頃は池を眺めるなんて全く関心がなく、歩いたのは1~2回でしょうか。 もったいないことをしました。 20…

散歩をする 335 早朝の不忍池と昼の薬師池公園の蓮の花を見に

6月初旬、ふらりと立ち寄った府中市郷土の森の博物館で「検見川発掘日記」の展示を見ることができました。 3回目の緊急事態宣言中でしたから、解除になったら蓮の花を見に行こうと楽しみにしていました。昨年は大きな公園などが軒並み立ち入り禁止になってい…

事実とは何か 84 事故物件の話が孤独死に

たまたまつけっぱなしにしていたテレビで、「事故物件」についての番組がありました。 ちょっとおどろおどろしい音楽や映像で、そこで亡くなった方や残された家族への負担や戸惑いが語られ、そして高齢者が家を借りるのがどんなに難しいかも語られていました…

散歩をする 334 7月から9月の「できるだけ都県境を越えない散歩」の記録

6月下旬の九州と岡山の遠出の記録を書いていたら2ヶ月も過ぎてしまいました。 7月以降の散歩の記録を書かないと、記憶が薄れていきそうです。 東京では7月12日から4度目の緊急事態宣言で、今回はデパートの休業要請もなく飲食店への制限があるぐらいでしたか…

境界線のあれこれ 102 都県境を越えないことを自分に課す

以前は「都県境」というとどこかへ出かけて戻ってきた時ぐらいにしか意識しなかったのですが、散歩をするようになってからは都県境の川にかかっている橋の間隔が大きいとか洪水によって袂を分かった場所が川の両側に地名として残っているとか、境川を挟んで…

鵺(ぬえ)のような  7 「緊急事態宣言は意味があったのか」

新型コロナウイルスも第5波となると、ピークになって収まりつつある時期がなんとなく毎日の感染者数から見えるようになりました。 さすがに都内の数千人台の感染者数になった第5波が収まり始めるまでには、今までにない時間が必要でしたけれど。 急激に減少…

数字のあれこれ 74 感染症と数理

6月下旬、岡山〜姫路の散歩を終えて、京都駅から15時39分ののぞみに乗りました。 都内では感染者数が減るどころか、700を超え始めました。その一週間前に感じた嫌な予感が的中しそうなことと、夏にはとんでもない数になっていくのではないかと思えました。 6…

散歩をする 333 姫路を歩き、京都へ

姫新線の車窓を眺める散歩が終わりました。 それぞれの川によって、あるいは路線によって、似ているようでもやはりそれぞれの風景の違いがありました。 *姫路を歩く* いつも通過するだけだった姫路を、今回は歩きます。 子どもの頃に一度、白鷺城を訪ねた…

水のあれこれ 194 吉井川

吉備の穴海 から、吉井川、旭川そして高梁川の沖積作用で岡山平野ができたことから、いつか3つの川の流域をあちこち歩いてみたいと思っています。 高梁川は上流から河口付近まで、だいぶ見ることができました。 今回の遠出では、旭川の下流を少し歩き、津山…