ブログを始めてみました。

今まで、あちらこちらのブログにふぃっしゅのHNでコメントをさせていただいていました。
特に琴子ちゃんのお母さんとの出会いによって、出産の安全性について考え続ける機会をいただきました。
またどらねこ日誌、とらねこ日誌のdoramaoさんとの出会いで、母乳や栄養について考える機会をいただきました。
それ以外にもたくさんのブログ主さんとの出会いがありました。


http://d.hatena.ne.jp/jyosanin/20110221
この記事で私のコメントを残していただいていますが、医師のいない出産場所はなくしたほうが良い、つまり「助産師だけで分娩を扱う場をなくしたほうが良い」ということを伝えていくことが必要ではないかと強く思うようになりました。


私が助産師になった二十数年前、「自然なお産」を求める動きが高まっていました。
ほとんどのお産は自然に終わるので医療介入をしなくても昔の助産婦さんのように分娩介助すればよい、と昔から助産婦だけでお産を介助していた開業助産婦さんたちのインタビューがさかんに使われていました。
でもその頃私が病院で一緒に働いていた80代、70代の先輩助産婦さんは皆「お産は怖い」とおっしゃっていました。そういう思いを持って働いてきた助産婦もたくさんいらっしゃったのではないかと思いますが、その言葉が伝えられる機会はなかなかありませんでした。
もしあの頃にネットがあってあの先輩助産婦さんたちの声が伝わっていたら、今のような助産院や自宅での助産師だけの分娩介助の場が賛美される風潮にブレーキをかけられたのではないかと思うのです。
(注:当時は助産師ではなく助産婦が私たちの名称でした)


自分のブログを持とうかどうしようかと、これまで何百回も迷いました。
でも言葉に残さなければ何も残らないし伝わらないと思い、始めてみることにしました。


なぜ「助産師だけで分娩を扱う場をなくしたほうが良い」か。
ひとつは出産の安全性です。
医師が分娩に立ち会うほうが安全性が高いのは確かなことです。
もうひとつは、根拠のない療法や偏った価値観が助産師だけの施設のほうが広がりやすいという状況があります。
開業権の見直しや規制も必要ではないかと考えています。


出産や育児についての安全性とは何か、今までの自分が書き散らかしてきたコメントをまとめたり、自分の資料室として情報の整理を
しながらこのダイアリーを活用していければと思っています。


それ以外にも、タイトルのように水の中で考えたどうでもいいことも書いていこうと思います。
よろしくお願いいたします。