2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧
9月28日にニュースで認知症の話題があり、「高齢者」ではなく「幸齢社会」と書かれていてなんだか嫌な予感がしました。 マイナンバーカードが任意から強制され、従来の健康保険証が廃止される理由もうやむやにされ、また次々とつじつまが合わないから強権的…
見沼代用水沿いに2~3kmほど歩いただけでもうバスに乗って帰ろうと思う暑さでしたが、冷房と本多静六氏の展示のおかげでなんだかもっと歩こうという元気が出ました。 支庁の先に地図では見沼代用水の水色の部分が広がった箇所があります。分水路とも違うのか…
見沼代用水と河川の立体交差の場所を過ぎると、国道468号線が高架橋になって見沼代用水と水田地帯の上を走っていました。 江戸時代に水路を掘った人たちが想像もできないような未来ですね。 高架橋の先からは左手の少し高い場所を流れる見沼代用水と、右手は…
元荒川を超える見沼代用水の水門には「柴山調節堰」と標識がありました。1982年(昭和57)に造られたようです。 利根川から流れてきた水がその水門で地下へと見えなくなる様子をしばらく眺め見沼代用水沿いに歩き始めると、大きな案内板とおしゃれな和風の外…
柴山伏越の説明版に、「柴山伏越と常福寺」の説明がありました。 水門のそばにお寺があり、そこにも説明板があります。 見沼代用水路開削者 伊澤弥惣兵衛為永(いざわやそべえためなが)の墓 見沼代用水路普請奉行 幕府勘定吟味役 紀州流土木技術者 紀州溝口…
見沼代用水の歴史についての総論を読んでもなかなか頭に入らないのですが、地図で見つけた場所を実際に歩いてようやく少し理解できるという感じです。 とりわけ、水路が交差している場所は全体像を知る鍵があるような気がしています。 今回の散歩も、見沼代…
6月初旬に丹那トンネルの上の水田と狩野川支流を訪ねたあと、6月中旬には久しぶりに見沼代用水を歩いてみようと思い立ちました。 見沼代用水は埼玉県を縦断するように通っていて、細長く水田地帯が続いています。 途中で川を越えさまざまに分水され、複雑な…
全国の境川を見てみたいとか、次々と無謀な計画を思いつくこの頃です。 他にも無謀なというか壮大な計画はいくつもあります。 その一つが利根大堰から取水されている見沼代用水・武蔵水路・葛西用水路をたどって、その水田地帯を歩いてみたいというものです…
ブログを書き始めて12年半が過ぎました。 最初は自分の考えを伝える手段として始めるまでには何百回も悩んだのですが、今では毎日の日記になり「当時の生活を垣間見る」ような記録を残す手段あたりに落ち着いてきました。 それでもまだ「自己顕示欲か」とい…
疲労困憊でたどり着いた柿田川湧水群ですが、最後の目的がありました。 ここにお城があったことを2019年に訪ねたときに公園内の案内板で知ったのですが、残念ながらその頃はあまりお城には関心がなかったので写真も消去してしまいました。 あの案内板をもう…
今回の散歩もいよいよ終盤が近づきました。 2019年に久しぶりに柿田川湧水群を訪ねた後から、あの豊富な湧水がどうやって流れていくのか、ぜひ柿田川の両岸を歩いてみたいという思いがありました。 境川沿いに狩野川の合流部まで歩いたので、あとは狩野川沿…
「境川」を意識したのは、2015年ごろから都内近郊の川や水辺を散歩をし始めた頃でした。 都県境の川は橋が少なかったり、対岸と風景が違うことがおもしろいと感じました。 ああ、だから境川というのかと、東京と神奈川の境目を上流から下流までところどころ…
丸池でその美しい農業用水池の歴史に触れ、しばらく水面を眺めたあと次の目的である境川へと向かいました。 地図では三島駅の西南あたりから水色の線が描かれ、南へと市街地を蛇行しながら流れて境川・清住緑地の美しい湿地と湧水の上で二手に分かれ、緑地の…
韮山反射炉を訪ね、韮山土手和田から狩野川の旧河道をたどり、散歩の1日目の計画は無事に実現できました。 ホテルの窓からは昨年と同じように南箱根ダイヤランドの灯りが夜空に輝いていて、今回の散歩ではそのそばにある水田も思い浮かべることができました…
また周囲でもcovid-19に感染した人の話が増えてきました。 感染の広がり方はインフルエンザの比ではないですね。季節性インフルエンザでは倒れることのなかった同僚が今年度に入ってコロナで次々と感染しているのは、40年ほど医療機関で働いてきて初めての経…
「狩野川台風並みの」と注意喚起されていた令和元年東日本台風でしたが、狩野川流域の被害はあまり耳にしなかったので胸を撫で下ろしたように記憶していました。もしかすると東北の甚大な被害に気が取られていたのかもしれません。 実際にはどうだったのだろ…
こちらの記事で引用した国土交通省沼津河川国道事務所の「狩野川の歴史」に、以下のように書かれています。 先人達からの念願であった狩野川放水路が昭和40年に完成し、治水の安全度は著しく向上しました。しかし、洪水被害の経験が少なくなるにつれ、かつて…
韮山城の城池は地図だとその高低差がよくわからないのですが、韮山城の東側のUの字になった山の谷間に築かれているように見えます。 実際に歩くと、韮山高校の東側は韮山城に向かって小高い丘陵なのでその向こうに溜池の気配は感じられません。 本当にその向…
内閣改造って誰が期待しているのだろう。 大臣を変えたら何か新しい政策が可能になるとすれば、政策そのものが定まっていないか、独断的にまた何かを決められてしまうということではないだろうか。 その手法では国民の生活は良くなるはずもないのに、なぜ失…
韮山反射炉からいよいよ狩野川の河道の変遷の歴史が名前になった韮山土手和田を目指します。 計画では歩く予定でしたが、6月初旬の20度の日差しのもと、午前中から歩いたので少々疲れました。真夏日や猛暑日からすると20度なんて寒そうに感じるのですが、季…
山の中の県道をぐるぐると下りると、狩野川沿いの水田地帯になり大場(だいば)駅前バス停に到着しました。このあたりもまた美しい風景が多いのですが、先ほどまで新幹線のトンネルの上の水田の風景を見たことが幻想だったと感じるほど、不思議な丹那盆地で…
東京の8月は全て真夏日だったそうですが、この先も30度以上の予想最高気温でまだまだ「夏が終わった」とは言えない日が続きそうです。 東京都心8月全て真夏日 ひと月すべての日が"真夏日"になるのは観測史上初 きょうも広い範囲で日差しが強まり、各地で厳…
丹那盆地の歴史がまとめられた石碑を読むことができただけでも来た甲斐がありました。 ふと反対側の柿沢川のそばにも立派な石碑が建っているのが見えたので、近づいてみました。 「水道記念碑 丹那地区水道組合」 丹那字 一、丹那 びんの沢 奴田場地域に 東…
以前は100年前というのは大昔に感じたのですが、こうしてわずか100年ほどで大地震と渇水を乗り越えた水田地帯を見ると、一世紀というのは近すぎて混沌とした時間ですし不思議な長さだと思いながら畦道を歩きました。 東海道本線と東海道新幹線の真上あたりま…
バス停から下って水田地帯へと向かう途中で、勢いよく流れる水音が聞こえてきました。 地図では、丹那盆地の北側から南西へと流れる柿沢川と盆地を囲む山々から細い水色の線が水田へと向かっています。この水も水田を潤す水のようです。 盆地はぐるりを歩い…
6月初旬、小田急線に乗りました。三島へ行くのなら東海道新幹線が早いのですが、今回はその一つ手前のJR東海道本線函南駅で下車するためです。 小田原へ向かう小田急線はちょうど通勤通学時間帯で、新宿とは反対方向なのに激混みでした。途中で座れるかと期…
2018年の倉敷の水害を機にあちこちを訪ね歩くようになり、東海道新幹線に乗る機会が増えました。 熱海駅を出るとじきに長いトンネルに入るのですが、子どもの頃に聞いた丹那トンネル建設の大変さをいつも思い出していました。 鉄道に関心があったわけでもな…
2019年に偶然地図で見つけた狩野川放水路を訪ねたことから、狩野川についての父と母との記憶そして子どもの頃に狩野川沿いを旅行した時の記憶が呼び起こされてきました。 それを確認したくて、その年の秋に狩野川台風の跡と父が修行をしたお寺を訪ねました。…
「IT化」「デジタル化」「DX」と言葉が変化しながら広がっていて、その定義は何なのかよく理解できないままですが、「日本は〇〇化が遅れている」というのはちょっと違うだろうなと思っています。 世の中からだいぶ遅れて2004年にようやく携帯(ガラケー)を…
マイナンバーカードの迷走は「行政の効率化」を先に進め、そのあとに国民の利便性へと発展させるべきものだったのが先を急ぎ、そして強制的な手法をとったことがもっとも大きな原因だと見えてきました。 そして世の中に不満が噴出してくると問題の根本はどこ…