2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

行間を読む 211 まいばらしまいはら

呪文のようなタイトルです。 以前から「米原」の地名の由来が気になったままでした。 字面からは水田が広がった場所をイメージしていたのですが、かつては現在の駅近くまで琵琶湖で入江干拓地が美田になったのは戦後ですから、水田の広がりよりは地名の「米…

米のあれこれ 87 入江干拓と入植五十周年記念碑

湯谷神社から次の目的地まで、山裾沿いの細い道を歩いてみました。苔むすような石段や石垣があり灰色の屋根に渋めの朱色の壁や柱がはっとするような古い住宅地が現れ、その屋根の向こうに新幹線が通過していくのが見えました。 ゆるやかに蛇行しながら続く細…

水の神様を訪ねる 100 米原の湯谷神社

3月中旬、5時過ぎに自宅を出た時には気温5度でしたが、体が慣れたのでちっとも寒くありません。それでも息が白くなる中、5時台の山手線は出勤の人で混んでいました。皆さん、どんなお仕事に向かうのでしょう。 品川駅6時28分発のひかり631号が入線してきまし…

散歩をする 513 ただひたすら川と水路と田んぼと新幹線を見に〜米原・彦根・日野編〜

散歩の記録が4ヶ月遅れに突入しそうですが、ようやく3月中旬の遠出の記録です。 東海道新幹線で岐阜との県境を越えると伊吹山がどんと見えて、両側に田んぼと黒っぽい灰色の屋根瓦の日本家屋の集落が見える滋賀の風景にいつも惹き込まれるように眺めています…

行間を読む 210 「将軍池と加藤山の由来」

以前は地図になかったと思われる池の柵のこちら側に説明板がありました。 将軍池と加藤山の由来 この池と築山(つきやま)は、都立松沢病院(大正八年に、東京府巣鴨病院が旧東京府小石川区巣鴨駕籠町からこの地に移転し、東京府立松澤病院となりました。)…

散歩をする 512 地図に載るようになった池を訪ねる

2月中旬に大井川から天竜川、そして湖西用水を訪ねた記録はちょっとあっさりとした終わり方になったのですが、書いているうちに次々とまた歩いてみたい場所ができてしまいました。困りましたね。 3月、4月、5月とまだ散歩や遠出の記録が溜まっているのですが…

つじつまのあれこれ 50 半世紀前の「イデオロギー」が見えてきた

父に「イデオロギーにはまるな」と言われた半世紀前は中学生から高校生でしたが、社会の動きが分裂していくかのような時代でした。平和運動も核廃絶も同じ方向のようなのに、なぜか二つの派になっていくことが残念に感じていました。 イデオロギーを中心にし…

鵺(ぬえ)のような 28 「自由民主」党から「新しい資本主義」党へ

高校生の頃からイデオロギーに入り込むなと言われても漠然としかわからなかったのですが、最近は父からもらったすごい遺産だと思うことが増えました。 イデオロギーは確固たる思想というよりは、求めるものが似ているのか、それとも違うのか、何度もねじれて…

仕事とは何か 19 「労働移動」とか「労働市場」のもやもや

最近の犯罪のニュースで、「30歳無職の男性」といったことが珍しくなくなった印象です。一見まともそうな若い世代の男性が「無職」とはどんな事情があるのでしょう。 そういえば以前は、以前というのは30~40年前ですが、女性の無職を表す言葉に「家事手伝い…

行間を読む 209 三代にわたる時代の葛藤それが「国民統合の象徴」

昭和天皇が皇居に雑木林を造られ、国民だけでなく世界各国の誰もが自由にその庭を楽しむことができるようになり、改めて自分の生きてきた時代というのは昭和、平成そして令和天皇の三代に渡っていることを感じました。 1980年代、東南アジアへ意気揚々と出か…

生活のあれこれ 49 広い世界へ出て生活の失敗をつづった記録

私自身は父の世代のイデオロギーへの反発から日本史や天皇の歴史を知ることを避けてきたところがあるのですが、それが今や天皇陵や古墳の周濠を訪ね歩くようになったのですから、思えば遠くに来たものです。 そして父が皇居を特別な場所と感じていたのに対し…

散歩をする 511 見ると幸せになる花を探しに

見ると幸せになるかどうかは私が勝手に決めたのですが、6月に入ると目を皿のようにして下を向いて歩きます。 今年は6月5日に初めて出会いました。 だいたいは土手や空き地なのですが、今年は近所の酒屋さんの植木鉢の中に一本だけすくっと咲いている、意表を…

水のあれこれ 363 天竜川左岸の寺谷用水

地図で見つけた用水路が寺谷用水だとわかり満足しながら、用水沿いに歩きました。 帰宅したら寺谷用水で検索すれば、またいろいろなことがわかることでしょう。今日はその水面とその向こうに広がる水田地帯を見ることができれば十分だと思いながら歩くと、水…

散歩をする 510 天竜川左岸の用水路ぞいへ

きっと1日でも足りないくらいの金原明善記念館の詳細な展示に圧倒され、訪ねてみて本当によかったと思いながら、9時52分安間バス停から天竜川左岸へと向かうバスに乗りました。 すぐに天竜川橋になり、広い天竜川を渡りました。水量が多く、見ているだけで足…

水のあれこれ 362 小さな安間川の歴史

金原明善記念館へ向かう途中、安間川(あんまがわ)を渡りました。 その少し上流の川合に安間川公園があり、時間があれば訪ねてみようかと思っていました。 最近は、川沿いにある公園を制覇したくなっています。無謀ですけれどね。 実際に渡った安間川は予想…

行間を読む 208 金原明善とヨハネス・デ・レーケと木曽三川

金原明善で検索すると、植林についての記事がありました。 治山治水の思想のもと、植林作業を積極的に展開 幼少の頃より強い意志と学業に秀でた金原明善の幼名は弥一郎、彼が生まれた安間村一帯には「暴れ川」と呼ばれた天竜川が流れており、嘉永3年(1850)…

記録のあれこれ 176 金原明善記念館

散歩をしていると、古代から現代、そして自分が生きてきた時代を行きつ戻りつ考えることが多いので、散歩の記録もついつい寄り道が多くなります。 浜松の高校生殺人事件の被害者と犯人が赤ちゃんだった時代はどんな感じだったのだろうと考えていたら、その少…

生活のあれこれ 48 生活を骨抜きにする「骨太の方針」

いろいろな政治の闇が見てきたので、「【速報】石破茂氏と小泉進次郎氏が官邸訪れ岸田首相に提言 漁業観光業一体で地域経済活性化する「海業」の推進に向け」というニュースにすぐ反応しました。 世論調査で「次の総理」候補の上位にあがる2人が、岸田首相に…

記録のあれこれ 175 何かとシュールな社会の裏が見える

何かとこれじゃあないという政策が多すぎて、なぜここまで政府の方針と国民の生活がズレるのだろうと思っていたのが、ようやく骨太とは何かが見えてきました。そしてそこにいつも現れる「経済財政諮問会議」とやらに。 なぜ現場のニーズとは違うことが次々と…

行間を読む 207 「骨太」の正体が30年経ってようやく見えてきた

2007年ごろに経済財政諮問会議なるところで勝手に助産師の会陰切開縫合解禁とか話し合われていることに驚いたのですが、まだ当時は政治とか経済に疎かったので何がなんだかよくわかりませんでした。 今思い返すと、私が疎かったからというよりは、政治や経済…

助産師の世界 4 「骨太」に取り込まれた一部の助産師

政府がやるべきことはまず国会議員の在り方のはずなのに、国民の生活を大きく変える政策を次々投げ込んでくるのは断末魔の叫びか閉店前のバーゲンセールでしょうか。 「骨太の方針」21日に閣議決定へ 賃上げの定着、価格転嫁対策の徹底などを重要課題に位置…

助産師だけでお産を扱うということ 9 息を吹き返そうという動きが繰り返される

散歩のブログになるはずが、時々私がブログを始めた原点に揺り戻されることが起こります。 2000年代の「産科崩壊」と呼ばれる時代に、医師のいない場所での分娩は危険だということを伝えていくのがこれからの助産師の役割だと思うようになり、2012年からブロ…

10年ひとむかし 94 目に見えない別の国境

散歩の2日目は、東海道新幹線の車窓から見ていた新居町駅そばの小さな船溜まりの近くを歩くことができました。 中世の大地震によって浜名湖周辺の地形が変わった場所が江戸時代には東海道として栄えて船が行き来していたこと、その先の白須賀宿のあたりは水…

散歩をする 509 堀留川沿いにJR東海浜松工場のそばを歩く

木のベンチでの休憩に助けられながら新居町駅へ向かいました。 念願のあの東海道新幹線の車窓から見た船溜まりの近くも歩くことができたし、すでに2万5000歩も越えて疲れたのでこのままホテルに戻ろうかなと挫けそうになりましたが、まだ14時過ぎです。 新居…

水のあれこれ 361 中世に流れを変えた浜名川

遠州灘に沿ったおそらく自然堤防と思われる場所と北側の丘陵地帯の間を流れる浜名川が水色の線でまっすぐに描かれ、水路の北側へと何本も分水されているように見えます。 実際に歩くと川らしい流れも見えず、もしかすると豊川用水から分水された湖西用水がパ…

落ち着いた街 51 潮見坂から遠州灘沿いに新居宿へ 

白須賀地区から潮見坂へかけて旧東海道の趣のある道を歩き、遠州灘沿いの地域へと出ました。 ここからさらに約6kmほど、バスもないのでJR新居町駅まで歩ききる必要があります。 すでに1万4000歩、ちょうどお昼時だったので近くの食堂に入りました。魚フライ…

散歩をする 508 御所原駅から白須賀へ

ちょっと間があいてしまいましたが、湖西用水が潤している地域を訪ねた記録です。 浜松駅から東海道本線豊橋行きに乗りました。通勤時間帯だというのに豪華な車両で、クロスシートなので車窓の風景を見ることができます。 たくさん乗車していた人たちは、高…

生活のあれこれ 47 実印を勝手に使われるような生活はしたくない

スマホの便利さは、それがなかった時代が信じられないほどの進化をしていて、もはや体の一部になりつつあります。 その反面、自分の意思ではどうしようもない不具合に時々悩まされます。 時々、突然アプリの並べ方が変わっているのもほんと困ります。自分で…

つじつまのあれこれ 49 ニュースの内容の時系列の合わなさ

出エジプトの時代、どのようにユダヤの民は「自分たちが奴隷であり、自由へと解放されなければならない」ことに気づいたのでしょうか。 なんといっても紀元前12世紀ごろらしいですからね。今のようにすぐに情報を得られるわけでもないし、人権とか人類のため…

生活のあれこれ 46 「十(とお)の災い」現代版

いろいろと世の中の暗闇が見えたこの2年ほど、その再発防止には世襲をさせない、議員の定年制や任期の制限が必要そう、政治家を本業や家業にしない社会が答えというあたりまできたというのに、なぜだか政治資金問題に矮小化されてしまっているように思える毎…