2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

米のあれこれ 70 ひび割れた田んぼ

今年は何かとお米に関するニュースが多い年でした。 昨年は明治用水頭首工の大規模漏水のために矢作(はやぎ)川右岸の水田への影響がどうなるのかと、やきもきしながら経過を追っていました。 なんとか例年通り農業用水の確保ができそうという見通しができ…

米のあれこれ 69 「見た目が整っていないだけで、味は変わらない二等米」

子ども頃にはお米の名前ではなく等級で購入していた記憶があるのですが、今年は久しぶりにその等級をニュースで耳にしました。 「味は同じ」あえて二等米をブランド化 記録的猛暑で一等米激減 記録的な猛暑の影響で、色や形の整った一等米の収穫量が大きく減…

食べるということ 93 庄内平野で中華丼

庄内平野の散歩の記録だったのが、このあたりからとんだ長い寄り道になってしまいました。 闇が見える瞬間があるのを見過ごしてはいけないですし、「だまされていた」と平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろうという言葉が身につま…

目から鱗 18 より正確に物事を知るきっかけ

消費税について、頼みの綱のWikipediaの「消費税」と「消費税法」を読んでみましたが目が滑ってしまって内容が頭に入ってきませんでした。 私が政治や経済のど素人という理由もありますが、20年ほど前からWikipediaを読むようになってその膨大な知識の世界に…

小金がまわる 37 ある日の消費税は2300円

「消費税の『し』の字も出ない」不思議な政治の世界ですが、所得税減税については4万とか7万とかそして突然10万とか数字が出てくるのはなぜか、ほんと政治とか経済の世界って不可解ですね。 7万や10万は私には無関係で、4万だとすると1日あたり109円。1日の…

つじつまのあれこれ 42 「閨閥」

あの日以来、ニュースで目にする政治家についてまずはWikipediaを読むようになりました。 今まで政治家一人一人の歩んできた道をあまりに知らず、過去のことは忘れてしまいやすく、知名度にかなり影響を受けていたことを反省しています。 さて、このところな…

記録のあれこれ 162 珠玉の謝罪会見文

一昨年の10月下旬に北上川の始まりのあたりを見に出かけ、そのあと八戸駅から馬淵川沿いに本八戸駅まで歩きました。美しい馬淵川と落ち着いた八戸の街、そしてはっと汁の美味しかったこと。 ここ1ヶ月ほどその地名がニュースから流れ、日々増えていく人数に…

記録のあれこれ 161 北楯大堰の「殉難十六夫慰霊塔」

狩川駅から北楯神社を目指して歩き始めましたが、神社のある場所は想像以上に小高い山で鬱蒼とした森でした。 山すそに沿って用水路が大きく曲がりながら流れる場所なので、当然の地形といえばそうでした。 北楯神社のホームページの写真を見るとお社まで簡…

落ち着いた街 41 北楯大堰の水が流れる街

狩川駅で代行バスを降りました。 ほんとうは一つ手前の清川駅から北楯大堰の取水堰を訪ねて水路沿いに歩こうと思っていたのですが、猛暑日だったことと時間的にも厳しいことから狩川駅の周辺を歩くことにしたのですが、下車すると強い川風が吹いていたので正…

水のあれこれ 322 北楯大堰

山間部をゆったりと流れる最上川が庄内平野へと出るJR清川駅のあたりで途中下車してみようかと計画を立てていた時に、駅から数百メートル西側の線路沿いに突如として「北楯大堰」と地図に描かれているのを見つけました。 「大堰」とついているのに堰でもなさ…

小金がまわる 36 不自然なほど消費税の議論を避けるのはなぜだろう

「税収を国民に還元」というのは、まったくおかしい話ですね。 それは「計画以上に取りすぎた」という失敗であって、まずはその制度の失敗の原因を追求して取りすぎないように過ちを認めることではないかと思いながら、このところの税金の話を追っています。…

世界はひろいな 57 肋骨のような路線

陸羽西線にいつか乗りたいと思っていたのは最上川沿いを走ることもありますが、陰陽連絡線のように、日本海側と太平洋側を横に結ぶ路線に全て乗ってみたいというのも理由です。すっかり「鉄」の魅力に取り込まれていますね。 2019年に伯備線に乗って初めて知…

散歩をする 462 陸羽西線代行バスの車窓から最上川を眺める

山形新幹線の車窓の風景が終わりました。途中、福島駅で遅れている在来線の継続待ちで停車したので、4分遅れで新庄駅に到着しました。 新庄は初めてで、新しい駅舎がおしゃれでした。33度ですが風が爽やかで、駅の外にいても暑さが苦になりません。いつか奥…

米のあれこれ 68 奥羽山脈を越えて水を得た田んぼ

2019年5月に八郎潟を訪ねたときに、東北新幹線が何度も阿武隈川を越えることが印象に残りました。ゆったりと蛇行する美しい流れに、上流から下流を見てみたいと機会があれば歩いています。 ほんの数年前は最上川と阿武隈川を勘違いするほど東北の河川を知ら…

水のあれこれ 321 山形盆地の「魚が住めない川」

高畠駅の手前あたりから最上川が少しずつ西へと離れると山形新幹線は山あいへと入り、そしてふたたび目の前が開けるような感じとともに水田地帯が広がって山形盆地に入りました。 私は最上川を追うために列車の左側の席を取っておいたのですが、茂吉駅を過ぎ…

散歩をする 461 山形新幹線の車窓から最上川と水田を眺める

8月上旬、迷走台風が奄美諸島や九州に停滞していて、都内も朝方まで雨でした。 4時50分に家を出る時には止んでいましたが、26度でも蒸し暑さは半端なく少し歩くだけで汗が出てきました。 東京駅を6時12分に出るつばさ121号に乗り、いよいよ山形へ向かいます…

散歩をする 460 ただひたすら川と用水路と水田を歩く〜庄内平野と最上川、赤川〜

8月に入ると相変わらず2018年の「猛暑も災害」を超える暑さが続く毎日で、九州や沖縄では大雨が続き、反対に東北や日本海側では35度を超える猛暑と、晴れても雨が降っても全国各地は厳しい天気でした。 さらにじわりじわりと新型コロナの感染が周囲でも増え…

思い込みと妄想 47 自分は「政治家」にふさわしいという思い込み

現代の「身分が高い」というのは、「経済力がある」とか「発言力によって世の中に影響を与える」立場とでもいうのでしょうか、そういう人が政治家を職業にしてしまったことが、このところの空しさの理由ではないかと思い始めました。 そういえば旧約聖書の中…

難民についてのあれこれ 9 「なんという空しさ、すべては空しい」

このところまたガザ地区とかイスラエルがニュースから頻繁に聞こえるようになり、40年ほど前の記憶を行ったり来たりしています。 1980年代初頭、世界の難民救援に関心を持った頃からパレスチナ問題として耳にしていましたが、ニュースを読んでもその複雑さを…

水の神様を訪ねる 88 武蔵水路が流れを変える場所にある氷川神社

今回の散歩では原馬室から滝馬室までの荒川沿いの二つの氷川神社と、そこから数キロ先の武蔵水路が荒川に合流する場所にある氷川神社を訪ねる計画でした。 無事に目的を達成し、あとはまっすぐまっすぐ武蔵水路沿いに美しい水田地帯を歩いて、JR北鴻巣駅がゴ…

水のあれこれ 320 武蔵水路の二列の水路のそばを歩く

糠田地区の氷川神社の静寂に癒され、そしてこの地域の稲作の歴史を知ることができました。 この糠田地区は実際に歩いてみると少し離れ小島のような微高地に見えます。堤防の途中の川にあった湛水防除施設の水門のあたりまで北から東側は低地の水田地帯に囲ま…

米のあれこれ 67 「糠田第一土地改良区記念碑」

糠田の氷川神社の境内に大きな石碑が3つありました。 一つは「田間宮村外二村土地改良区 解散記念碑」で、これまでの散歩では土地改良区の設立や合併の石碑を目にすることがありましたが、「解散記念碑」は初めての記憶です。 その当時のどのような思いがあ…

水の神様を訪ねる 87 糠田地区の氷川神社

川幅日本一の場所から荒川左岸の大宮台地の縁へと上がり、住宅地の間を歩きました。ここ40年ぐらいでできた住宅地のように見えます。 田野宮小学校前の交差点で左へ曲がり、荒川の堤防の上を歩きました。 荒川側は相変わらずだだっ広い河川敷で、反対側は堤…

水のあれこれ 319 荒川の「川幅日本一」の地域

滝馬室の氷川神社から県道27号線を渡り、さらに荒川左岸沿いを北へと歩きました。 右手は少し高台になって住宅や畑が点在し、左手は堤防の近くに公園がありましたがそれ以外は原っぱという風景です。 その原っぱの一角に大きな写真の案内板がありました。 こ…

水の神様を訪ねる 86 原馬室から滝馬室の氷川神社

北本駅からのコミュニティバスに乗り、地蔵堂バス停で下車して一つ目の氷川神社を目指しました。 *石田川の上の氷川神社* バス停から北北東へ300mほどのところに荒川の支流の小さな川があり、その右岸側にある氷川神社です。 おそらく崖線のように少し高台…

散歩をする 459 荒川と武蔵水路の合流部まで水の神様を訪ね歩く

見沼代用水東縁(ひがしべり)沿いに深作から風渡野まで散歩は、まさかの水田をひとつも見ることがない散歩になりました。 航空写真では見沼代用水の東側は田畑が広がっているのですが、すべて畑だったとは。 やはり夏の青々した田んぼを見たいと、翌日、別…

生活のあれこれ 28 生活をどこまで「デジタル」で表現し記憶できるか

20代の頃から、わずかのローマ字だけで表現できてしまう言語(英語)は、日本語とは違う何か合理的な発想があるのかと思っていました。 1990年代に入って数字を羅列するだけで商品やら値段を表示すすバーコードが身近になり、さらにインターネットとパソコン…

世界はひろいな 56 キーボードの世界

毎日使っているキーボードですが、あたりまえのように使っていたのになんだかすごい世界だと最近思うようになりました。 ローマ字と数字そして記号、わずかなボタンでほぼ完璧に何かを表現する機能があることが不思議ですね。 ブログを書くのとインターネッ…

散歩をする 458 深作から風渡野まで台地のへりを上ったり下りたり

丸が崎の氷川神社から東へと下り坂を下りると暗渠の水路があり、かつては水田だったのだろうという雰囲気の場所で住宅地になっていました。 こんもりと森が見えていたのはその名も「新田公園」で、その先に見沼代用水東縁の分水路が流れていて、その向こうに…

水の神様を訪ねる 85 東大宮から丸が崎の氷川神社

大宮市内には総本社以外にいくつも氷川神社があるのですが、問題は公共交通機関があまりない水田地帯ということです。どうやってそこまで歩こうか、2か所3か所と訪ねるにはどういうルートがあるかとけっこう悩みます。楽しい悩みなのですけれどね。 その中で…