2025-01-01から1年間の記事一覧

行間を読む 252 「酒池肉林の時代」を繰り返す

いよいよ6月下旬の奈良の周濠と古墳と環濠集落を訪ねる散歩の記録も最終日です。 雷雲や雨柱が私を避けてくれた散歩でしたが、この日が一番荒れそうです。天気予報を確認するためにテレビのチャンネルを変えていたら、ふと「財政悪化と幕府の改革」といった…

水のあれこれ 441 垂仁天皇陵から安康天皇陵までの周濠とため池

いやあ、それにしても暑い奈良です。 散歩の4日目は期せずして御所(ごせ)の環濠も見ることができたし、早々に散歩をやめようかと思いました。当日の気温を記録し忘れていたので検索してみると、どうやら32度近くあったようです。 「一般的に、6月の奈良は…

落ち着いた街 101 鳥屋町(とりやちょう)から御所(ごせ)まで

散歩の4日目の計画は前日に思いついたもので、地図を見ていたら宣化天皇陵の近くから御所までのバスがあったからです。以前JR和歌山線に乗った時に「御所」を通過しました。そして通学時間帯でぎゅうぎゅう詰めで、立って車窓の風景を見ていた時に玉手駅のあ…

水のあれこれ 440 宣化天皇陵の周濠と鳥屋池ともう一つの幻の池

朝から暑さでヘタレそうだったのですが、米倉が由来の久米村の歴史を知ることができ、瑞穂の国をもっと歩く元気が出ました。 次の目的地は、ここから南西へ約1.3kmほどのところにある宣化天皇陵の周濠と鳥屋池です。 橿原神宮前駅で下車した時にはわからなか…

記録のあれこれ 235 米倉のあった久米村の久米御縣神社

前日に稗田環濠集落から佐保川を渡り郡山駅へ向かっている時に奈良市内へと移動していた大きな雨柱は、市内の道路が濁流の川のようになるほどの雨だったと夕方のニュースで伝えていました。 奈良の周濠と古墳と溜池をめぐる散歩の4日目は、橿原神宮の西側か…

石蕗

週に2~3回泳ぎに行くのに節約のために歩くようになり「道端」のすごい草花の世界をメモして歩くようになりました。 途中にある遊歩道も、時々通ってはいたのですが、今年になって初めて意識した花がこの石蕗です。 目にしていた葉っぱは蕗の仲間だろうとは感…

米のあれこれ 142 「お米券」

半年前に税込500円台で買えていたパックご飯がいきなり750円以上になりました。 なぜパックご飯にしているかというと、今までは副食にお金をかけていられたので主食は少量になり、炊飯器を手放しました。パックご飯、電子レンジ2分で出来上がるので光熱費も…

落ち着いた街 100 郡山城の外堀を歩く

稗田環濠集落から佐保川の川合を越え、水田地帯をJR大和路線郡山駅へと向かいました。振り返ると、盆地の西側から北へとまた新たな雨柱が迫っています。豪快に雨が降っている様子が見えるのですが、おそらくこちらへは来なさそうと、だいぶ進路を読めるよう…

水のあれこれ 439 稗田環濠集落から佐保川へ

遠くからでもまるで森のように存在感のあった賣太(めた)神社の境内を出て、いよいよ環濠集落の中を歩くことにしましょう。 濠のそばに小さなバス停の表示がありました。大和郡山市の「元気平和号」というコミュニティバスで運賃は100円でした。赤と青の絵…

行間を読む 251 「古事記と環濠の里・稗田」

下ツ道の大きな説明板の反対側には柵に囲まれた幅10メートルほどの堀があり、ゆったりと水が湛えられています。その中には灰色の瓦屋根の美しい集落が見え、さらにその北側を私を避けてくれた雨柱が移動しているのが見えました。 堀の端に水門があり、その近…

「行間を読む」まとめ (251~)

2013年にタイトルが思いついて書き始めた「行間を読む」ですが、少しずつ積み重なって250記事までになりました。 2012年にブログを書き始めた頃は出産の安全性や接すれば接するほど知らないことだらけの新生児について考えていて、それに対して現実とは違う…

米のあれこれ 141 古代の幹線道路が田んぼの下に

美味しい昼食とコーヒーに元気が出て外へ出ると、灰色の大きな雨柱が近づいてきています。 四方の風景をさえぎるものがないので、雨柱が移動していくのを見るのはダイナミックですね。東南アジアで暮らしていた頃を思い出しました。 1980年代から90年代ごろ…

目から鱗 23 「74歳までが現役世代」?

散歩の記録からちょっと寄り道ですが、私自身が社会保険料を納めるようになった頃からの「政治・経済」や社会の雰囲気の変節と、今の社会の絶望感を行ったり来たりしながら考えています。 さて、年金生活に向けて一番不安なのが、給与所得から年金生活に切り…

存在する 39 絶望と救いと方便

雨雲に気を取られて失念したもう一箇所の場所は、県道108号線をまっすぐそのまま150mほどのところにあります。 あの日以来、全体像が少しずつ見えてくる中で、奈良の地図を見て「ああここに」と思ったのでした。 2020年7月に30年ぶりに奈良を訪ねたときに大…

散歩をする 591 近鉄筒井駅から佐保川沿いに次の環濠集落へ

地図の溜池や史跡をつないで何となく歩いてみただけで、古代の巨大な人工池に出会うのが奈良ですね。 案内板がなければただの窪地の草むらにしか見えない場所に、また再び奈良を訪ねて本当によかったと満足しました。 ここからは御厨子(みずし)神社の竹藪…

落ち着いた街 99 池之内地区から東池尻地区へ

次に訪ねる場所は、田んぼのT字路にお地蔵さんが立っているところから南側にある池之内地区です。 こんもりと小高い場所があるのが稚櫻神社のようです。 この小高い場所沿いに鎮守の森と住宅地の細い路地を入ると、神社への石段の参道がありました。森の中の…

事実とは何か 123 「ウォーナー博士 報恩供養塔」

安倍文殊院の池を眺められる高台の隅に何かお墓と説明板がありました。 ウォーナー博士 報恩供養塔について ウォーナー博士は、一八八一年アメリカのニューイングランドに生まれ、ハーバード大学出身の東洋芸術史家で日本美術の偉大なる権威者です。第二次世…

散歩をする 590 安倍木材団地から池之内へ

石寸山口神社の御由緒に「桜井木材業界繁栄の守護神」と書かれていたのをみて、地図に「安倍木材団地」地区が書かれていることとつながりました。 次の目的地の東池尻・池之内遺跡に行くのに、山裾沿いを繋いでこの安倍木材団地のあたりを歩いてみることにし…

水の神様を訪ねる 115 桜井の石寸山口神社

朝から虚業のニュースばかりですが、地に足ついた現実の生活を見に出かけましょう。 延泊決定したので、天気予報に合わせて計画を変更しました。3日目は筒井駅から大和郡山の環濠集落と、奈良盆地の北の菖蒲池まで歩く計画でしたが、先に、予定になかった桜…

シュールな光景 55 旅先でのニュースは倒錯した世界

幻の三條池のそう遠くない昔の歴史にしんみりしながら奈良駅へ向かう途中、「あぶない!」「水路やため池は深くて滑りやすく、流れがあるので」というポスターがありました。 ほとんど暗渠になっている駅前ですが、「用水路」「溜池」「取水堰(鋼製井堰、こ…

記録のあれこれ 234 奈良駅前の由緒ある三条池跡と三条池上樋の記念碑

また寄り道をしてしまい、奈良の散歩2日目の記録が途中になってしまいました。 現代の「政治・経済」について、庶民の思うところを記録しておかなければいけないことが多すぎますね。 さて、傘がいるかいらないかぐらいの雨の中、法隆寺から奈良駅へ向かいま…

実験のようなもの 14 ICチップの空き領域の社会実験

自分が欲しい身分証明書は現在の運転免許証のようなシステムではないかと思うのですが、なぜマイナンバーカードに抵抗を持つかといえば、「国と私」の関係であるはずなのにさまざまな民間業者が入り込むことへの警戒感でした。 なんでマイナンバーと連動して…

存在する 38 こんな「マイナンバーカード」なら作るけど

マイナンバーカードを作ろうかどうしようか悩んでいるうちに早10年。 なんか私が欲しい身分証明書とは違うんだけどと悩んでいるうちに、健康保険証を廃止にするという外堀を埋められる事態になり、「資格確認書を出すということはマイナンバーカードを作って…

小金がまわる 50 「新生児の投資口座」は「株主経済の始まり」

今日のタイトルは「シュールな光景」にしようかと思うほど、虚をつかれるようなアメリカのニュースでした。 「新生児に15万円の口座」を政府が作ること自体、「自由経済」のアメリカにしては「社会主義」とか「共産主義」と嫌がられそうなことなのに、それが…

つじつまのあれこれ 68 「帝王切開は3割のまま」

分娩に健康保険が適用されるらしい話で、分娩施設で働くいちスタッフでは何がどうなるのか、ほんとわからないままです。 これまで散々、妊娠・分娩・産褥経過の異常に対して健康保険での支払いがどんどんと切られてきた印象があって、それも「分娩施設が存続…

行間を読む 250 「斑鳩」

西の里から法隆寺へと入りました。 数人ぐらいのグループで何組か散策していましたが、遠くにいるのに玉砂利を歩く音が響くほど、広大な境内は静寂そのものです。 雷雲も雨雲もまるで私を避けてくれるかのようにお天気がもったのですが、法隆寺に到着すると…

落ち着いた街 98 龍田地区から法隆寺へ

斑鳩町役場前バス停に到着しました。3階建ぐらいでしょうか、灰色の屋根瓦と白壁の低層のお寺のような建物がこの街の雰囲気そのものの役場です。 国道25号線の交差点に、「奈良15km 天理14km 大和郡山9km」とありました。 ここから南東1.5kmほどのところにJR…

水のあれこれ 438 上牧町を流れる滝川とため池と

葛城台(かつらぎだい)西側の奈良らしい集落と稲荷神社と「上牧水利組合」のため池、そして美しい川沿いの遊歩道と田んぼとバスの中でメモしていたことで、5ヶ月ほど前の記憶が鮮明になりました。 記録は大事ですね。 そして何気ない「上り坂」「下り坂」の…

散歩をする 589 五位堂駅から滝川沿いにバスで斑鳩町へ

磐園陵墓参考地と周囲の古墳を歩いて近鉄築山駅についたのが11時ごろでした。雷レーダーを確認すると、大阪方面は雷雨ですが、ぽっかり穴が空いたように奈良は雷雲から外れています。 朝からの雲の流れから、これは午後も雷雨は大丈夫そうと確信が出てきまし…

生活のあれこれ 75 古墳とともに暮らす

ほんの数年前までは私の人生で古墳は無縁の世界でした。 古墳というと天皇や豪族のお墓という認識で、発掘されるものを見てもなんだかおどろおどろしく感じるだけで、ましてやそのそばで生活している地域があるなんて想像もしていませんでした。 ところが奈…