2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧
散歩の記録と記録の整理に書いたように、散歩中はかなりの量のメモを残しています。今回の3日目はさすがに疲れて数行で終わった場所もありましたが、いつもはだいたい1日分はA4に3~4枚になるぐらい、思いついたことを次々と書き留めて写真を合わせながら記憶…
長谷寺から大和川沿いに歩き、車窓から見えていた灰色の屋根の集落を歩くことができて満足しました。 畝傍山が見え始め、奈良盆地へと戻ってきた気持ちになりながら歩き、もう一息で大和朝倉駅です。大和川に架かる美しい鉄橋と大和川の流れ、最後に「朝倉橋…
大和川の上流を歩くと書いたものの、本当にあの場所は「上流」で良いのだろうかと気になりました。 川を訪ね歩くようになって、「上流・中流・下流」を正確にとらえるのは難しいものだと思うことが増えました。 Wikipediaでは「上流部では初瀬川と称される」…
4月中旬の今回の散歩もいよいよ最終日。4時50分ごろには白々と夜が開け始め、窓の外には雨上がりの街が見えます。 テレビでは江戸時代の庭園とか様式美や形式美についての話をしていました。 再び窓の外を見ると、三輪山から霞が立ち昇っています。刻々と姿…
先日、新宿のマンホールが豪雨で吹っ飛んだニュースがあり、その記者会見をニュースで映していました。 川や水路を訪ね歩くようになって、首都圏の洪水対策や排水のための施設がくまなく整備されていることに圧倒されるのですが、最近のゲリラ豪雨にまた対応…
この数年であちこちの古墳を訪ね歩いているのですが、古墳についての専門知識は全くなくただ周濠の水をながめたいという酔狂な目的です。そして実際に尋ねると、美しい水面だけでなくその地域の農業や治水・利水の歴史も広がるおもしろさにはまっている感じ…
念願の耳成山の溜池を訪ねたあと近鉄線耳成駅に着いた時にはすでに2万歩近く、初夏のような気候にも体が慣れていなかったこともあって疲れていましたが、まだ14時過ぎです。 せっかく奈良に来たのだから時間がもったいないと、もう1ヶ所欲張って歩くことにし…
また4月の奈良の散歩の続きです。 田んぼと水路を眺めているだけで元気が出てきました。 せっかくなので、やはり耳成山まで歩くことにしましょう。今まで何度か近鉄線で通過した時に見えた耳成山の手前のため池が気になっていました。 そこまで1.5キロぐらい…
日本型雇用システムは遅れているとかさんざんあおられて、結局は経験量よりもどれだけ口が達者か、どれだけ自分をアピールするのに長けているか、そして雇用側はどれだけ安く雇用できるかがまかり通ってしまったような30年でした。 医療職は国立や公立系をの…
テレビに「南海トラフ地震注意(巨大地震注意)」という文字スーパーが出たので、今でも地震速報を聴くと心臓が止まりそうになる東日本大震災の記憶とここ10年ほどよく目にする南海トラフ地震などのシミュレーションの映像、そして各地の石碑で知った安政年…
8月8日、テレビ画面に南海トラフ地震注意という文字スーパーが出ました。 そのうちに、日頃利用しているスーパーのお米の棚が空っぽになりました。 以来、現在に至るまでお米がありません。 ここ数年、私は炊飯器でご飯を炊くのをやめてパックご飯にしたので…
飛鳥京からはまっすぐ北へ水路沿いに歩くことにしました。 周囲をなだらかな丘陵に囲まれたこのあたりは、まるで奈良盆地を縮小したかのような雰囲気です。 畦道はゆるやかに下り坂になり、途中、「水路につき全面通行禁止」「大和平野土地改良区」の表示が…
歴史でその名を学んだ記憶がかすかにある欽明天皇や天武天皇ですが、古墳のそばの美しい棚田と集落を歩いているとまるでその時代の道を歩いているような不思議な感覚に陥りました。 *千年以上も水田の下に眠る* 飛鳥川沿いを歩き、水落遺跡のあたりがかつ…
いつか飛鳥川沿いも歩いてみたいなと地図を眺めていた時に、「水落」という場所を見つけました。何か遺跡があるようで古代の灌漑施設だろうかと想像していたのですが、そのあとに観たブラタモリで水時計を紹介していました。 *飛鳥川沿いを歩く* 聖徳太子…
欽明天皇陵の周濠と田んぼは、なだらかな丘陵に囲まれた場所でした。 地図でもこのあたりは山のあいまのように見えたのですが、ここが奈良盆地にぽっかりと浮かぶような大和三山の南側に見えていた山々の地域のようです。 こうして散歩の記録を書くために写…
私の散歩は田んぼや水路や川を訪ね歩いているので、奈良盆地の南側の明日香村のあたりは水色の線もため池も少なさそうで今まで後回しになっていました。 ところがブラタモリで明日香村の美しい田んぼが映し出されていたのを見て、奈良時代から飛鳥時代へ遡っ…
政治や経済が黒っぽいし、色彩のない、戦争へと突き進む社会が再び近づいているかのような、そんな鬱屈した社会ですね。 今日のタイトルはそれを意味したというより、2017年ごろに感じた黒っぽい服が好まれるようになった違和感がさらに最近増したことについ…
ここ数年の物価の値上がりはほんとうにつらいものがありますね。 季節の果物はすっかり贅沢品になりました。 物を小さくして値段をなんとか据え置きという「実質値上げ」で、今まで当たり前のように購入していた食品に手が出なくなりました。 久しぶりに食べ…
地図で見つけた場所を訪ね歩くようになって、平面地図からだいぶ実際の高低差を想像できるようになりました。 ところが、Wikipediaの「奈良盆地」の地形図のようにほとんど高低差がないような場所に扇の骨のように大和川水系の川が流れ、さらに無数のため池…
大和川の堤防が近づき、近鉄線の向こうに竹林が見えました。いよいよ前回の散歩で見つけた白米寺へ向かいます。 *白米寺* 車窓から見えた竹林のあたりが「白米寺」だと思っていたのですが、それは民家の庭だったようでその向かいに倉敷を思い出すような古…
島の山古墳と周濠はイメージしていたより大きな古墳でした。改めて地図を見直すと、やはり大きいですね。300×200mぐらいはあるでしょうか。 周濠の水面というのは、なんだか見ているだけで圧倒されます。 ここから目的地の白米寺へは直線距離で2kmぐらいです…
大和川保田遊水地の工事現場をあとにし、誰も歩いていない道を東へと数十メートルほど歩くと、また橋がありました。 「飛鳥川」で、ここから北へ120mほどで大和川と合流します。 飛鳥川が流れてきた南側を見ると、奈良盆地を取り囲む山々がはっきりと見えま…
今回の行きは東海道新幹線のE席で、1ヶ月前に3日間かけて歩いた場所をわずか2〜3分で通過していきましたが、美しい田んぼや麦畑そして歩いた場所はしっかりと目に入りました。 あっという間に新大阪駅に到着し、今回は初めておおさか東線で久宝寺駅まで乗り…
4月中旬、5時前に家を出発する頃はまだ白々と夜明けで、気温は13度でしたがこの季節の13度はちっとも寒くないのが不思議です。 品川駅を6時に出発するのぞみに乗るために、この数年間、なんどこの時間に家をでたことでしょう。 4年ほど前はまだ、大和川の川…
今年の1月に大和川にそって大阪から奈良へと大和川流域をだいぶ歩くことができました。 地図を眺めているとあの 近鉄線の車窓から見えた「白米寺」のあたりを歩けばほぼ奈良盆地内の大和川を歩き切ることができそうと、やり残した宿題が気になっていました。…
3月下旬、お昼頃なのに気温は12度で霧雨も降って寒く感じる中、帷子川沿いの水道道を歩くために出かけました。 小田急線鶴間駅で下車し、相鉄本線鶴ヶ峰駅行きのバスに乗ると、乗車時に行き先を告げてからICカードをタッチするシステムでした。いろいろな方…
7月22日の朝、ニュースを見て驚きました。車両衝突で「東海道新幹線、始発から運転見合わせ」とのことで、いったい何が起きたのだろうと理解するまでに時間がかかりました。 「豊橋ー三河安城間」とのことでしたが、周辺の風景から蒲郡のあたりだとわかった…
完成したばかりの輪中だというのに想定外の降り方で浸水したという理不尽さに、被災された方々もそうだけれど治水に携わってきた方々のお気持ちもいかばかりでしょうか。 戸沢村の輪中を検索していたら「増える豪雨災害、命が失われる前に『守ってもらえる』…
7月25日、山形・秋田に大雨特別警報が2回も出されました。ここ数年で歩いた場所の地名が次々と聞こえてくるので、ニュースをずっと追っていました。 被害の全体像が見えてくるにつれて、ちょうど1年前に、念願の最上川沿いから庄内平野を歩いた地域と重なっ…
政府がやるべきことは国会議員の在り方のはずなのに、国民の生活を大きく変える「政策」を次々と投げ込んでくるのは断末魔の叫びか閉店前のバーゲンセールかと思うようなニュースばかりのこの頃。 そして一度政権をものにすると誰かの思いつきのような「政策…