2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧

水のあれこれ 388 高松市水道資料館と香東川

あきらめた計画も多かったのですが、念願の琴電の三路線を制覇し、行き止まり線の駅も訪ねることができたので満足しました。 こうして鉄道の魅力に惹き込まれていくのですね。あな恐ろしや。 いよいよ今回の散歩の最後の目的地へ向います。 2023年4月にちょ…

米のあれこれ 102 志度線沿線のため池と田んぼを歩く

さぬき市から高松市にかけて南側には小高い場所が続いていたり点在していたり、かつて、数千年前とかはどこが海岸線だったのだろうと興味深い地形です。 その丘陵地帯の麓に、ポツポツと大小さまざまなため池が描かれています。 これをつなぎながら歩いてみ…

散歩をする 540 潟元駅から志度線の車窓の散歩

また散歩の記録が寄り道で途切れましたが、いよいよ今回の散歩も最終日です。 猛暑日の晴天続きでしたが、少し気温は下がって午後から小雨になるようです。 この日は、干拓地だろうと推測した屋島の南側の潟元駅から琴電志度線の終点志度駅まで行き、折り返…

運動のあれこれ 48 政策協議といいながら対立的な理由が少しわかった

先の衆議院議員選挙のあと、これで今までの政府に感じたことがないような怖い手法で健康保険証が廃止されようとしている流れが見直されるかな、取りすぎた消費税という失敗が少し見直されるかなと期待したのに、急に空気が変わってしまったことに驚く毎日で…

小金がまわる 42  クレジットカードとポイントと個人情報で「兵糧攻め」

一見便利そうなことで外堀を少しずつ固められていく今の状況を「兵糧攻め」と表現したのは、まったく持ってその通りだと思いました。 9年ほど前にクレジットカードやポイントへの漠然とした不安を書いたのですが、まさか国や自治体からその手法で囲い込まれ…

簡単なことを難しくしているのではないか 16 結局アナログな「資格情報のお知らせ」

10月に早々に送られてきた「資格情報のお知らせ」ですが、「いったいこれはなんだろう、『資格確認書』のことなのだろうか」と混乱していました。 マイナンバーカードについてのニュース記事はできるだけ読むようにしていたのに、全く知らないものだったので…

事実とは何か 114 電波の中の魑魅魍魎

全国津々浦々散歩をして、宿泊地のテレビを見る機会が増えました。 テレビでその地域の生活や文化や問題も知ることができるところと、どのチャンネルもまるで自宅にいるかのように東京という「地方局」の番組がほとんどの地域もあることが少しずつ見えてきま…

行間を読む 223 香川のテレビから

散歩の途中でスマホに記録する分量は相当あるのですが、遠出の場合はさらに朝から夜までいろいろと書き込まれます。 ホテルではテレビをつけっぱなしにして、日が昇り日が沈むまでホテルの窓から風景を眺めながら、それぞれの地域の番組や天気予報そしてニュ…

行間を読む 222 台地状の屋島と干拓

計画の段階では屋島との間は干拓地だろうと予想したものの、どんな島かまでは調べることもなく出かけました。 岡山側の吉備の穴海に浮かぶ島々のような風景を想像していたのですが、久米池の真正面から見えた屋島は長細い台地状でしかも端が白っぽく削れてい…

散歩をする 539 屋島の干拓地に宿泊

久米池とその歴史の証に満足し近くのバス停から乗る予定でしたが、iPhoneのマップの時刻表で確認した便がなく次まで50分ほど待つ必要がありました。 最近のバス事情は厳しいので、マップのバス停をクリックしただけで計画を立てると危ないですね。 助かった…

水のあれこれ 387 久米池と新川沿岸導水記念碑

琴電水田(みずた)駅から久米池へ向かう途中で渡った川が新川で、地図ではその少し南側から北へと向きを変え、そのあたりからまっすぐ流れたあと、河口近くの潟元で北西へと向きを変えて春日川と合流して瀬戸内海へと流れ込みます。 地図では、この日に渡っ…

米のあれこれ 101 水田(みずた)から久米池へ

今年は7月に入って急に猛暑日になりました。毎年のように猛暑日を経験していても、それこそ「喉元過ぎれば熱さ(暑さ)忘れる」ですね。 予想気温35度だというのに散歩の計画の段階では、なんだかどこまでも歩けそうな壮大なものが出来上がりました。 計画で…

散歩をする 538 長尾まで琴電の車窓の散歩

美しい讃岐富士と鎌田(かまだ)池を見ることができて満足し、12時51分に坂出駅から高松行きのマリンライナーに乗りましたが、けっこうな人が乗っていました。 車窓からは斜面に田んぼが見えますが、7月初旬なのにまだ代掻きも終わっていません。 昨年4月に…

水のあれこれ 386 讃岐富士の映る鎌田池

新居浜駅から特急いしづち号高松行きに乗り、燧(ひうち)灘ともお別れです。小さな川がまた美しく、その先の海岸近くに田んぼも見えてまた歩きたい場所ができてしまいました。困りましたね。 およそ1時間10分で坂出(さかいで)駅に到着しました。 昨年4月…

散歩をする 537 燧灘の「ひうち」地区から新居浜へ

また散歩の記録がとびとびになってしまいましたが、庶民の生活の声の記録ですから寄り道が多くなりますね。 散歩の3日目は、水のあふれる伊予西条から水を得られずため池と吉野川からの香川用水によって農地を作り上げてきた香川県へと移動します。 西条から…

シュールな光景 44 やはり奴隷を手放したくない、かたくなな心

政治の迷走で、ほんと日本はどうしちゃったのかという話題に事欠かない毎日。 国民が「それはおかしい」「それは嫌だ」ということをなぜ次々と投げ込んでくるのでしょう。 「任意であったものを強制されるのはおかしい」「トラブルが多くて信頼できない」「…

シュールな光景 43 こんな時にも「ケア」というのか

ここ2年半ほど、求めている国のあり方はこれじゃあないということが続きすぎて、光も見えない混沌とした日々ですね。 20代の頃に読んでも理解できなかったヨハネの黙示録ですが、いつの時代にもこういうことが繰り返されてきたからだと最近は漠然と感じるよ…

鵺(ぬえ)のような 29 ボタンの掛け違いのタイミング

河原津新田からホテルへ戻ったのは13時半でした。 いつもなら「これからもっと歩くぞ!」という時間なのですが、夕方のニュースではこの日の西条市は最高気温36.4度と告げていましたから、ホテルに避難して正解でした。 ただ、翌日は朝早くに西条市を発つの…

米のあれこれ 100 河原津新田から燧(ひうち)灘を眺める

あまりの暑さに、2日目は午前10時で散歩も打ち切りかと思ったのですが湧水を眺めて一休みしたらもう少し歩けそうな気がして、近くのバス停から今治行きのバスに乗りました。 歩く予定だった氷見新開の広大な田んぼとその向こうに見える沿岸の工業地帯や集落…

水のあれこれ 385 地下水は土地の従属物ではなく市民全体の財産

四条市の「うちぬき」というのは観光名所だと思っていたら、現在も住宅地のあちこちに水が湧き出て、干拓地を潤し続けていることを知りました。 Wikipediaの「うちぬき」の「概要」を読むと、生活用水も不自由しないぐらいほどのようです。 西条市街地の湧水…

落ち着いた街 63 あちこちから水音の聞こえる西条

今回の散歩でうちぬきとは何か見てみたいと検索したところ、西条市のホームページに市内9か所が紹介された「うちぬきマップ」を見つけました。 そのうちいくつかをつなぎながら計画を立てたのですが、2日目はお昼には早々にホテルに退避しなければという暑さ…

つじつまのあれこれ  55 いろいろと骨抜きにされているような

夜中に物音や車の音がすると、身構えてしまうこの頃。 今までの空き巣のようなまだ「人の心」のある犯罪ではなく、人がいても押し入ってきて殺されたり暴力をふるわれるなんて世も末ですね。 いろいろと物騒な世の中になりました。 逮捕された人を見ると、一…

記録のあれこれ 187 禎瑞新田の干拓と生活の記録

あまりの暑さに歩くことを断念した禎瑞(ていずい)新田ですが、集落を出る時には必ずいつか歩こうという固い決心になっていました。 そういえば堤防の手前に何か大きな水路と施設がありました。 あれがもしかすると嘉母神社内の「客土記念碑」に書かれてい…

米のあれこれ 99 伊予西条の干拓地へ

散歩の1日目、7月なので午後7時半ごろまでは明るいのですがさすがに35度以上の中を歩く気力も体力もなく、早々にホテルへと向いました。 その途中にも地図では「うちぬき」と示された場所があるのですが、残念ながらわかりませんでした。とにかく涼しいホテ…

専門性とは 14 「橋から飛び込むと、なぜ命を落とすのか」

ハロウィンと聞くと「雑踏警備」という言葉が浮かぶ、シュールなニュースが飛び交う季節になってしまいました。 「ミナミのハロウィーンは日本人よりも外国人の方が盛り上がった!?「日本のハロウィン大好き!」 戎橋は雑踏対策で立ち入り禁止に」(2024年11…

事実とは何か 113 「誰もが水難から生還するにはどうしたらよいか」

今回の散歩の初日、加茂川の伏流水が生み出した美しい伊予西条の風景に夢か幻を見ているかのような気持ちでホテルに着きました。 その地域の放送を楽しみにしているのですぐにテレビをつけると、その加茂川の名前がニュースで出てきました。小学生が川で亡く…

水のあれこれ 384 水のあふれる伊予西条

今治駅に到着し、ここから今夜の宿泊先の伊予西条駅へと予讃線で戻ります。 ふと、また方向感覚がおかしくなりました。山が南側にあると、どうやら感覚がズレるようです。 予讃線の車窓に翌日訪ねる計画の干拓地が見えて、じきに伊予西条駅に到着しました。 …

落ち着いた街 62 海城から水路をたどって今治駅へ

2021年ごろはまだ海城という言葉さえ知らなかったのですが、川や干拓地を歩くようになって海城や水城に遭遇するようになり関心がでてきました。 私の場合、武将の歴史よりは「その堀や城の水はどこからきたのか」ということなのですけれど。 地図を眺めてい…

記憶についてのあれこれ 179 瀬戸内海の造船所

工業化への時代の葛藤からしだいに解き放たれて工業地帯まで見て歩くようになったこの頃ですが、造船所とか港湾地帯は昔からちょっと好きでした。 海とは無縁で育ったのにどこからその関心は始まったのだろうかと思い返しているのですが、10代終わり頃から20…

こんな地図があるといいな 14 半島の名前がわかる

MacやiPhoneのマップを使うようになって、一日とかかさず地図を眺めています。 時々忽然と川や寺社の名前が消えることがありましたが、刻々と詳細で重層的な地図に進化していることを感じます。 いつ頃からでしょうか、海岸線に薄い緑色の岩礁地帯が描かれる…