散歩をする 4 <公園で過ごす>

最近の公園は、本当によく整備されていると感じます。


泳いだ後にフラッと立ち寄る公園がいくつかあるのですが、まず驚くのが清掃が行き届いていることです。
午前中に歩くと、きれいに地面が掃き清められているのがわかります。
さっとほうきで掃いた後がまだ残っています。
こんなに広い公園内を掃除するのは、どれくらい時間がかかることでしょう。


公園内のトイレも、ほとんどがトイレットペーパーが備え付けられているし、公園内の土で汚れやすい床なのに本当にきれいです。


ああ、どんな方々がこうした公園の清掃をされているのだろうと関心があります。
リタイア後は公園の清掃をしてみたいなと思ったりするのですが、暑い日も寒い日も外での作業なので重労働ですよね、きっと。


どこの公園も、木々や池、そしてベンチの配置が絶妙で、ふと座りたくなります。
誰が、このデザインを考えたのだろうと、それもまた気になります。


私がお気に入りの公園のひとつは、明治時代から農業試験場のような施設があったらしく、公園内の木々は見上げるほどの高さになっています。


あちこちにベンチがあるのですが、ほどよく間隔があるので、隣りの人も気にならずにしばらくぼーっとして過ごしています。
大きな木々が風に揺られてサワサワと音を立てているのを聞いていると、人間ってちっぽけな存在だなあとなんだか力が抜けて行く感じです。


ここにある木々は、一世紀以上もこの地の変化とともにあったのだと思うと、そこからこの地域の歴史にも興味が出てきます。


年とともに、何だか1日があっという間に過ぎていく感じが強くなって、あくせくとすることが多くなってきたのですが、この公園にいる時間だけは反対で、1時間ぐらい過ごしただけでも2〜3時間ぐらいのんびりした気分になるのも不思議です。


ふらっと、まだ行ったことがない公園を歩いてみよう。
最近はそれがちょっとした楽しみになりました。
まずは、手始めに都立公園を踏破してみようかなとかんがえています。踏破って大げさですけれどね。


そうそう、先日、ベンチで本を読み始めてみたら、外の明るい光だと本が読みやすいことに気づきました。
ちょっと読書から遠ざかっていたけれど、これはうれしい発見です。
小春日和の暖かい日は、本を持って公園に行ってみることにします。



公園って楽しいな。




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