物がなければゴミもない

唐突に回想が始まるので、今日もテーマに一貫性のないブログです。


皆さんの家では、一人当たりどれぐらいのゴミがでるのでしょうか。
最近はいろいろと工夫して、週に2回の収集日に多い時で20Lの袋、少ないときなら10Lの袋におさまるようになりました。


20年ぐらい前は、30Lとか40Lぐらいは毎回でていたと記憶しています。


ここのところ少し涼しくなったのでたまった雑紙類や古着を片付けたのですが、以前はなんでそんなに毎週、ゴミが出たのだろうと考えました。


ひとつはペーパーレスの効果があるかもしれません。
以前はいろいろな郵便物がありました。個人情報が書き込まれているものも多いので、結局は可燃物に出すしかなく、紙類のゴミはけっこうな割合を占めていました。
今はメールで送られてくるので、ゴミの減量に役立ったているのではないかと思うのですが、統計はあるのでしょうか。


エコバックの効果もあると思います。
90年代始め頃までは、物を買うときに「包装紙はいりません」「袋はいりません」と伝えるとかえって迷惑そうにされることが多かったと記憶しています。
「万引きに間違えられるといけないから」「包まないとサービスをしていないと思われるから」といった気持ちの問題の方が大きかったのかもしれません。
包装紙や袋類のゴミに占める割合も、とても減りました。


そしてこちらの記事に書いたように、90年代に入って日本もゴミの減量とリサイクルが本格的に始まったことは大きいと思います。


それでも食品に関しては、リサイクルができません。


個人的には、ここ十数年ほどで「食べ物を捨てない」ことを心がけています。
不規則な仕事のために買ったけれど食べられなかった、買ったけれど調理しなかった、と廃棄しなくてはならなくて、こうした食品がゴミの半分ぐらいを占めていたのではないかと思います。
世界の飢餓や貧困の問題を考える一方で、日本に帰ってくると食べ物を捨ててしまう生活になることに自己嫌悪を感じていました。


上記の2013年10月6日の記事に書いたように、質素な生活のために最初は電子レンジどころか冷蔵庫まで持たない生活をしていたのですが、少し大きめの冷凍庫のついた冷蔵庫と電子レンジを購入しました。
食材や調理した食品を冷凍して保存し、電子レンジで加温して食べるようにしたことで劇的に食品の廃棄量が減りました。
特に助かるのが野菜の冷凍でした。
そういう冷凍保存と調理方法を書いた本がこの頃からぼちぼち出版されたのも、大いに役立ちました。


それでもいつもまにか物が増え、ゴミが出ます。


<物がなければゴミもでない>


90年代初めに1年間、東南アジアのある国の友人の家に居候をさせてもらいました。
少し大きめなバックパックに最小限の着替えと荷物で出発しました。


現地では日本から持って行った以上に物が増えたわけではないのですが、なぜかその家で私だけがゴミをうみだしていました。


その地域ではゴミの収集システムがそもそもないのですが、その家族の生活を見てもゴミが出ないのです。


調理で出る野菜などのゴミは庭にほっておけばすぐに乾燥しますし、残飯自体がほとんどないことと食器を洗う時に出るわずかの残飯もそのまま庭に撒けば、鶏やあひるがいつの間にか処理してくれていました。


同じ生活をしているのに、私は毎日毎日なんらかのゴミが出るのです。
一番多いのが紙類でした。手紙とか、何かを購入した時の袋とかです。


当時はまだダイオキシンのことは知られていなかったので、空き地で週に2〜3回はゴミを燃やしていました。
周囲の家をみても、ゴミを燃やしている家は皆無でした。


ゴミのない生活がある。
かたや私の家はいつの間にか物が増え、ゴミを出すことに追いまくられている。
これ以上なにをどうしたらあの生活に近づけられるのだろうと考えていると、発作的に家の中のものを全て捨てたくなる衝動にかられるのです(笑)。


まあ捨てたらすぐに後悔することになり、結局、物がまた増えていくのでしょう。


でも1960年代の子どもの頃は、日本もそれほど家の中に物がなかったしゴミもなかったように思い出しています。
まだもう少し、ゴミ減量のための改善の余地はあるかもしれません。