「アドバンス助産師とは」 まとめ

助産師の資格取得後にどのような段階を経て専門職としての知識や技術を高めていくのか、ようやく2012年に客観的なラダーが作成されたと思ったら、そのラダーの評価や活用方法の議論もないまま、いきなり始まった認証制度が「アドバンス助産師」でした。


そして初年度には、当初の800人を大きく上回る5000人以上の申し込みがあり、昨年末12月には「アドバンス助産師 5562人を初認証ー日本助産評価機構」(CBnews、2015年12月28日)と発表がありました。


「予想外の申し込み」に対応しきれず、認証が遅れたようです。


少しずつ、この初回の認定についての情報が出始めて来たので、またアドバンス助産師について考えてみようと思います。


助産師の世界と妄想 16 <アドバンス助産師って何?>
1. 「正常なお産は助産師だけで」教
2. 認証制度の目的は何か
3. 読めば読むほどわからない「助産師像」
4. 一人前を認証する意味はあるのか
5. 「ALL JAPAN」の取り組みとは何か
6. 「分娩介助経験100例」の持つ意味」
7. 新人を育てるための社会の寛容性
8. 「アドバンス助産師5562人誕生!」
9. はしごをはずされないために駆け込み申請・・・27年・28年の暫定措置
10. 5年ごとの更新・・・5年後も「アドバンス助産師」のまま?
11. はしごをはずされた人もいるのではないか
12. 「助産師個人認証制度」?
13. 登録商標がついた
14. 「出願商標『アドバンス助産師』」についての裁判
15. 乳腺炎の診療報酬
16. 保険医療機関と保健医療機関
17. 「100例」から「200例」へ