散歩をする 11 <一生に一度あるかないかの幸運>

テレビ番組の街頭インタビューにおじけづくこともなく応えている人たちを見ると、「ああ、私だったらしどろもどろになりそう」と自信に満ちた人たちとの差に隔世の感を感じています。
そして、もし実際に収録の場に遭遇したらどうしようと、あらぬ心配までしてしまい、こういうインタビュー場面は苦手です。


たまにテレビカメラとマイクを持って収録している場面に出会うのですが、そんな時にはカメラに映らないように、遠回りをして歩いています。


さて、先日谷沢川沿いを歩いていた時のこと、100mぐらい先で何かのテレビの撮影をしている様子がありました。
川をはさんで反対側の歩道なのでたぶん映らないだろうと、まずその心配をしたのですが、遠いところはよく見える私は、「あっ!さまあーずだ。『モヤさま』の収録かもしれない」とピンときていまいました。


いつもみていま〜す!」と駆け寄りたい衝動と、番組の中でさまあ〜ずの後ろに見える観衆の一人として映る恥ずかしさとの葛藤で、やはり下を向いて知らんぷりして歩く方を選択しました。
撮影の邪魔をしてもいけないですしね。


いつ放送されるのかなと楽しみにしていたら、2月5日の「『自由が丘周辺』をぶらぶらしちゃいます」でした。


上野毛にあるイチゴ農園に行く直前あたりで、私は遭遇したようです。
そのイチゴ農園は、等々力渓谷から続く谷沢川を用賀方面に歩くと、途中にありました。
珍しいから入ってみようかなと思ったのですが、少し疲れていたので用賀駅へ向かって先を急ごうと思いとどまった直後に、さまあ〜ずとすれ違ったようです。


あ〜あ、惜しい!
イチゴ農園に入っていたら!
でも、きっとぎこちなく映るおばさんはカットされていたでしょうね。
あの番組で「モヤモヤな感じの人」で映るには、なかなかの素質が必要だといつも感じていますから。


番組を見ていたら、なんとその日はさまあ〜ずの皆さんも自由が丘から尾山台そして上野毛と、私とほとんど同じ時刻に同じように移動していたようです。


散歩をしていると、いいことがありますね。
次は、ブラタモリに出会わないかな。




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