雨にも負けず、寒さにも負けず

8月21日から24日まで、オーストラリアのゴールドコーストパンパシフィック水泳競技会が開催されていました。


今年はそのあと9月18日から韓国で開催されるアジア大会があります。


パンパシは日本、アメリカ、オーストラリア、カナダの4カ国で始まった大会なので、世界水泳やオリンピックに比べると小規模な大会ですが、この大会で上位に入ることでぐんと勢いのつく若い選手が多いのだろうと思います。


それにしてもおどろいたのは、まず映った観客席の人たちがビニール合羽を来て寒そうにしていることでした。
初日の気温は19℃で、しかも雨が降っている様子です。


こんな天候で、屋外プールでの国際大会というのは私自身の記憶では初めてです。
日本国内の大会は国体を除けば屋内プールがほとんどですから、こういう開催地を選択するのはオーストラリアの人たちのタフさなかもしれませんね。
日本も、気軽に屋外での大会が増えればいいのにと思いました。


wikipediaでみるとゴールドコーストは亜熱帯性気候で、8月の平均気温は21.4℃、最低気温はなんと9.8℃とのこと。でも年中サーフィンや遊泳を楽しめるようなので、地元の人にはそれほど屋外で泳ぐことには抵抗がないのでしょうか。
でも8月の平均降雨日数6.9日ですから、大会のほとんどがその雨にあたってしまったという感じでしょう。
悪天候の中、本当に選手も、大会関係者の方々も大変だった事と思いますが、やっぱり河童族は雨にも槍にも負けないのだと、なんだか納得してしまいました。



印象的だったのはアメリカのレデッキー選手が、次々と自由形で優勝したことでしょうか。
17歳でタフですね。伸びやかな美しい泳ぎに引きつけられました。


日本では若手の選手の活躍ももちろんうれしかったですが、やはり松田𠀋志選手の800mフリーリレーのアンカーは鳥肌が立ちました。
あのアメリカと0.13秒という僅差まで追いつめて2位になり、久しぶりの松田チャージと呼ばれるラストスパートを見る事ができました。
ゴールした後、すぐにアメリカのロクテ選手やフェルプス選手が松田選手に祝福に駆けつけていた様子が映っていましたが、そういうシーンもまたじんとくるものがあります。


あ、あと瀬戸大也選手が2001年の世界水泳で観客席で応援しているお宝映像がありました。
まだ8歳だった瀬戸選手が北島康介選手の活躍をみて、背中を押されたようです。


そして10年後には世界水泳で金メダルをとりさらに記録を目指して頑張っている瀬戸選手のように、いつも競泳会場でみるちびっこたちの中もトップスイマーの泳ぎに何かを感じて次世代につながっていくのでしょうね。


それにしても、パンパシと同じ日程、同じ時間帯で女子バレーの放送はなんとかしてください(笑)。
2番組まで同時に録画できるのですが、これから女子バレーの録画を観ます。
あー本当に忙しい夏です。