競泳と受動喫煙

10月28日、29日と、辰巳の国際プールでFINAスイミングワールドカップが開催されます。
このワールドカップ短水路(25m)の大会ですが、今年は通常2月に開催される日本選手権(25m)も兼ねているようです。



競泳大会を観るようになって10年以上が過ぎましたが、この辰巳に何十日通ったことでしょう。
酒井志穂選手が世界記録を出した光景を始め、さまざまな場面が思い浮かびます。


2020年の東京オリンピックでは同じ辰巳に新しいプールが建設され、いずれは現在のプールは取り壊される事になるようです。
何だか寂しいですね。


選手の皆さん、そして水泳連盟の関係者の方々のおかげで本当に毎回、充実した時間を過ごせて来ました。


ただ、ひとつだけ残念なことがあります。
それは敷地内と、辰巳国際プールまでの歩道での受動喫煙です。


会場では建物の外に喫煙場所があるのですが、そのにおいが観客席にまで漂ってくることと、競技の合間に喫煙して来た方が側に座るので、たばこのにおいに悩まされる事です。
最前席のあたりまでたばこのにおいがくるので、もしかしたらプールサイドにいる選手にもわかるのではないかと思うほどです。


まさに、こちらの記事の最後で書いた、「ある場所だけ放尿をゆるされたプールのようなもの」という分煙の誤解があるのかもしれません。



また、会場から駅まで数分ぐらいの距離ですが、歩きタバコをしながら帰路につく人がけっこういます。
中にはコーチと思われる方々が、未成年の選手のそばで歩きタバコをしながら帰る姿も時々みかけます。


私の通う公共プールは、以前、プールサイドの監視員室で喫煙が許されていた時期がありました。タバコのにおいがプールまで漂ってくるのはスポーツ施設としてはどうだろうと思っていましたが、公共施設周辺での禁煙の動きが高まってきて全館禁煙になりました。


新しい施設では、是非、会場および敷地内は全面禁煙にしていただければと切に願っています。


そして競泳に限らず、選手への受動喫煙・三次喫煙をスポーツ医学の視点から考えていただければと思います。




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