「完全母乳という言葉を問い直す」 まとめ

「完全母乳」と言う言葉を初めて耳にしたのがいつだったのか、全く記憶にありません。


でもお母さんたちからその言葉を聞くようになったのと、「母乳育児成功のための10か条」が日本の病院でも10年以上遅れて、2000年代に入って広がりだした時期が重なっているように感じます。


「なぜ今さらあの10か条を広げるのだろう」
私の中に悶々としていた思いを書いた記事です。

1. ラッチオン NYC
2. 「母親の英知」
3. 母乳哺育はどのように行われてきたか
4. 母乳推進の動きと始まり
5. 調整乳反対キャンペーンの時代背景
6. 調整乳反対キャンペーンと母乳推進運動を支持した人々
7. WHOの決議とその背景 追記あり
8. ラ・レーチェリーグについて
9. 「母乳哲学の十か条」
10. 母乳育児の十戒
11. 常時離乳している
12. Only Mothers Know
13. 吸わせれば出る・・・のか
14. 退院後のフォローがあればできるのか1
15.   〃  2
16.   〃  3
17.   〃  4
18. ミルクを足すことへのとまどい
19. 忘れてはいけないこと
20. 時代の反動で揺れること
21. 授乳に関する科学とは
22. 授乳と社会支援
23. 非常時と粉ミルク要望書
24. 非常時に母乳は必ず出るのか
25. 「災害時こそ母乳」は誰に向けたメッセージだったか 1
26.   〃 2
27. 災害時のフェーズ0
28. 国際的な完全母乳『戦略』
29. 災害時の完全母乳『戦略』
30. 災害時の母乳代用品の監視行動
31. 母乳は万能か?
32. 再び「母親の英知」より
33. 完全母乳の定義とお母さんたちにとっての「完全母乳」
34. 「授乳指導」する側とされる側の受け止め方の違い
35. 助産師はどのように母乳育児支援を学んで来たか
36. 母乳育児支援の本質と母乳推進運動の本質
37. 日本の助産師の母乳育児支援の標準化を妨げてきたもの
38. 本当に「母乳を断念」したのだろうか
39. 医師が処方をしなければミルクを手に入れられない
40. 医学用語でもない言葉が医学っぽく広がる
41. 一度広まった言葉はなくならない
42. WHO/UNICEFのプレスリリースの10年ひとむかし