スイカ

少し前に録画した相葉マナブで、スイカの収穫や変わった食べ方を放送していました。


イカといえば、子どもの頃は夏の食べものでした。
祖父の田んぼの脇にスイカが植えられていて、収穫したスイカは農業用水の中で冷やされていました。
7月から8月だけのお楽しみでした。


いつごろからでしょうか、最近は4月ごろからぼちぼちとスイカが店頭に出始めています。
5月に入って初夏の陽気になると、「まだ早いかな」と思いつつスイカを買ってしまいます。
そして9月ごろに店頭から消えるまで、暑い時期に元気をつけてくれる果物ですね。


同じ暑さでも、東南アジアのある国に住んでいた時には、スイカはほとんど目にしたことがありませんでした。
熱帯地方の果物が豊富に1年中あるからでしょうか。
それともキュウリもあまり流通していないことと何か関係があるのでしょうか。


番組の中では、スイカの果実部分をすりおろして鶏肉と煮込んだり、リゾットにしていました。
ちょっと味の想像がつかないので、試す勇気はないのですが。
変わった調理法の中で、目から鱗だったのがスイカの皮を使ったかき揚げでした。


Wikipediaスイカの「特徴」に「果皮はキュウリを僅かに甘くしたような味だが、生のまま果皮まで食べることは少ない」とあります。
でも、子どもの頃はスイカの皮の白い部分も大切な食材でした。
そうそう「食材」の「種」に書いてあるように、煎って塩味のついた種も食べていましたね。


イカを食べ終わった後の皮を回収して、白い部分を切り取って適当な大きさに切って塩につけると、翌朝には漬け物として別の食べものになっていました。


70年代も後半になって、さまざまな食品が流通するようになった頃からでしょうか。
この白い部分も食べなくなりました。


今でも、食べ終わったらあの漬け物にしようかなと一瞬なつかしさを感じるのですが、作っても食べないだろうと思い直して捨てています。
味覚が贅沢になったこともあるのでしょうか。


さて目から鱗だったのは、白い部分までは食べていた私も、外側の緑の皮の部分は食べられないものと思い込んでいたことでした。
番組ではそのまま緑と白の皮の部分を細切りにして、かき揚げにしていました。


ズッキーニのような味を想像しましたが、なかなかおいしそうでした。