記憶についてのあれこれ 148 災害時の出勤

台風19号は、今朝の時点でもまだその影響を想像できないほどの大きさのようですね。

 

数日前から気象庁などの発表を追いながら、「その日にどうやって出勤するか」をシミュレーションし始めていました。

都内の公共交通機関の計画運休のタイミングによって、前泊するか早く出勤するか見極めていかなければいけないのですが、おそらくそうした交通機関関係の方々も気象図を睨みながらの判断がとても大変だったのだろうなと想像しました。

 

一昨日ぐらいになって、だいたいの進路と通過する時間が読めてきたので、おそらく午前中は電車も動くだろうという予測にかけていました。

ということで、これからおかげさまで無事に出勤できそうです。

本当に鉄道関係の方々に感謝です。

 

40年近く医療機関で働いてきて、台風で出勤時間を早めるぐらいはありましたが、数日前から出勤を心配するような大きな災害に遭遇した記憶がありません。

 

刻々と変化する状況をニュースで追ったのは、あの東日本大震災が初めてでした。

最近では線状降水帯が続いたあの時も、どれくらい早く出勤するか悩みました。

無事に出勤できた後も、NHKをつけっぱなしにして天候を把握しながら仕事をしました。

周囲で浸水が起きたら入院中の方をどうするか、食事をきちんと提供できるか、そんな時に母体搬送や新生児搬送をしなければいけない分娩があったらどうするか、停電があったらどうやって分娩の連絡を受けるか、などあの東日本大震災の時の記憶が蘇ってきてかなり緊張しました。

 

今日はどんなことになるのだろう。

どうか、被害が少ない台風でありますように。

 

 

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