10月半ばに行く予定だったただひたすらに川と海をみる〜茨城・福島・山形・新潟編〜でしたが、台風19号の被害が広範囲で甚大だったのでおそらく来年まで待つことになるだろうと思っていました。
でもなんだか行きたい気持ちに火がついていたので、なかなかあきらめられず、ひんぱんにJR東日本の「東北エリアの運行状況」を追っていました。
10月14日の時点では利用する予定だった各線の状況が、「磐越西線 郡山・喜多方駅間 始発から終日運転見合わせ」「仙山線 運休」「常磐線 相馬駅は閉鎖」「奥羽本線 福島・米沢間は昼ごろまで運転みあわせ」となっていてましたから、当分、無理そうでした。
それで泣く泣くホテルをキャンセルし、みどりの窓口で切符の払い戻しをしました。
台風の影響で、みどりの窓口は夏の繁忙期でもみたことがないような長蛇の列で、窓口の方々も本当に大変そうでした。
払い戻しまでしたのになんだか心残りで、しょっちゅう「東北エリアの運行状況」を確認していました。
なんと翌日15日夕方には、「仙山線」「磐越西線」が復旧、常磐線の相馬駅の閉鎖も16日からは解除になることがわかりました。
相馬市周辺では断水の地域もあるようでしたが、これはトイレを使わないようにすればなんとかなりそうですし、松川浦行きのバスも運転していました。
すぐにホテルを再予約し、翌日16日はまたみどりの窓口の長蛇の列に並んでチケットを購入しました。
台風後の対応に追われるお忙しそうな窓口の方々に、お手数をかけて申し訳ないなと思いつつチケットを購入したら、「お気をつけて行ってらしてください」と明るく対応していただいて涙が出そうになりました。
10月23日の時点ではまだ、「東北本線 新白河〜安積永盛間、本宮〜松川間」「水郡線 常陸大宮〜郡山間」、「磐越東線」「八戸線」が一部区間運休のようです。
水郡線と東北本線の全線復旧はまだ目処が立っていないようですが、北陸新幹線は25日から全線復旧とのこと。
あれだけの雨風の後、わずか1〜2日で安全確認し運行再開することもすごいですし、数日で復旧していくことも、実際にその路線に乗ってみると驚異的な強さだと思えてきます。
山間部や海岸付近の道無き道を保守点検されているのですからね。
そして災害の後は、鉄道関連の方々の業務にはさまざまな影響があることでしょう。
ということで、数日後には「ひたすら川と海を見に〜茨城・福島・山形・新潟編〜」が実現したのでした。
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