散歩をする 302 つつじヶ丘から深大寺用水東堀を歩く

中仙川遊歩道から池ノ上神社まで歩いて満足したのですが、中仙川遊歩道の二手に分かれたもう一つの道が日に日に気になり始めました。

 

地図では、ところどころ遊歩道らしい住宅と住宅の間の空間があり、航空写真に切り替えると木が続いていてやはり遊歩道のようです。たどっていくと、東八道路あたりまで繋がります。

もしかするとこれが深大寺用水東堀の跡かもしれないと、散歩の先人の方々のブログや地図と付き合わせて見ました。

 

数日後にはやり残した宿題の気分で、もう一度つつじヶ丘駅に降りました。

 

今回は綿密な計画はあまりなくて、遊歩道を道なりに歩き、さらに直線の道ではなく蛇行した道を選ぶといういい加減な方法です。でもこれまでの経験から、これで昔の水路沿いを歩くことができそうです。

 

 

*つつじヶ丘から中央自動車道まで*

 

甲州街道を渡って金剛寺の横の道に入ったとたん、そこには畑があり、竹やぶがありと何だか半世紀ぐらい時間を巻き戻した気分になりました。

 

そこから北へと閑静な住宅街の道を歩くと、小さな交差点があり、右手の公園は窪地のような場所にありました。「調布市つつじヶ丘公園」で、傾斜を利用して途中に東屋があり、水はなかったのですが水路と池の跡があります。しばらくこの東屋で休憩しました。

 

この東側には、先日歩いた中仙川遊歩道があるのですが、そこへいくには上り坂を超えていく必要があるようで、こんなに狭い範囲にまるでミニチュアの舌状台地のように高低差のある場所が集まっています。

 

反対側にも公園があり、ここから西へと遊歩道があります。ここがおそらく深大寺用水東堀の跡でしょう。

住宅の間に残る遊歩道は砂利道で、少しずつ北へ向かって上り坂のように感じました。

数分も歩くと忽然と遊歩道は終わり、神代植物公園通りに出ましたが、その歩道は片側が広めでおそらく暗渠を利用していると思われます。道なりに進んでいくと、上野原五差路の先に、農園と果樹園が残っていました。

 

その先に中央自動車道があり、先日の入間川空堀です。

 

*中原第二公園から諏訪神社まで*

 

地図では野ケ谷通りの近くの住宅街の間に遊歩道があるように見えます。どこから入れるのかわからず、いきあたりばったりで歩いていたら、駐車場の先に段差があり、遊歩道が見えました。

遊歩道というより、住宅の間の水路をコンクリートで蓋をした場所でしたが、家々の草花が楽しめました。

しばらくすると、また車道に出て、目の前にはビニールハウスの敷地があります。

さて、ここからはどこを歩いたら良いかとふと、先に目をやるとコンクリートで蓋をされた歩道が見えました。

 

そこを道なりに歩くと、ずっと左手の家の方が一段高くなっています。

左手(西側)は神代植物園が広がる場所で、右手(東側)は消防大学校杏林大学、そして宇宙航空研究所機構などがある地域です。

 

バスで通るときには、調布から三鷹までのこの辺りは平坦な場所に感じていたのですが、神代植物園側の方が高く、そしてその際に深大寺用水東堀を通したのでしょうか。

 

三鷹通りにぶつかるまで、左手の家の方が少し高い場所が続きました。

 

諏訪神社から吉祥寺病院まで*

 

ここで今まで頼りにしていた暗渠のコンクリートがなくなりました。

一か八か、目の前にある諏訪神社に立ち寄ってみました。

その境内が少し高くなっていて、左手にその境内を見ながら歩いていくと、歩道の一部にコンクリートの壁が飛び出したようなものが目に入りました。

水路をそのまま埋め立てて、歩道にしたもののようです。

 

また道なりに歩くと、東八道路の少し手前で忽然とその歩道が終わりました。

今日はここまでかと諦めかけたところ、東八道路に面したお店の裏側に細い砂利道が続いています。

 

そこからまた道なりに歩くと、吉祥寺病院の裏手の道に続き、調布北高校の前に水路らしき場所が残っていました。

そして目の前に「野崎一号水源」と表示された、水道局の施設がありました。

 

今日はだいぶ適当な散歩だったのですが、ほぼ深大寺用水東堀を歩いたようです。

 

 

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