海外のニュースは、スペインのエブロ川の水位がゆっくりと6mぐらい上昇して洪水になっているニュースも伝えていました。
その2日ほど前に、以下の報道がありました。
過去20年で"最悪"スペインで大規模洪水
川の増水で周囲を水に囲まれてしまった家屋。寸断された道路には車が取り残され、水に浸かってしまっていました。
スペインで、10日ごろから、北部などを豪雨が襲いました。国内を流れるエブロ川が決壊し、過去20年間で最悪といわれる洪水が発生。複数の地方に被害をもたらしたということです。
一面、洪水にのみ込まれた街では、ボートに乗った救助隊が取り残された人の捜索へ向かっていました。
この豪雨で2人が死亡し、数十人が避難しているということです。また、ほぼ満水になったダムが緊急放水を行い、付近の地域でも洪水が起きているということです。
政府は、今後の被害に備え、300人規模の軍隊を派遣したということです。
(日テレNEWS、2021年12月13日)
エブロ川はどこだろうとMacの地図を拡大しながら探してみましたが、スペインの地理は全くといってわからないので見つけられませんでした。
航空写真に切り替えてみると日本と同じように山岳地帯があちこちに広がっていますが、高低差はあまりわかりません。
「10日頃に起きた豪雨」によって起きた洪水のニュースが日本では13日に伝えられ、その豪雨から数日たって「水位がゆっくり6mぐらい上昇」というニュースになるのですから、「洪水」といっても私が想像する状況とは違うのでしょうか。
日本だったら豪雨から数時間ぐらいで洪水が起きる印象ですが、明治時代に来日した誰かが常願寺川を見て「これは川ではない、滝だ」といったのも、こんな感覚の違いだったのだろうかと思い出しました。
そして日テレNEWSの「国内を流れるエブロ川」の一言も、ああ、日本とは違うと感じました。
国境が陸で繋がっている国ならではの表現ですね。
世界の洪水あまりに知らない世界でした。
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