夕飯を食べてホテルにチェックインしたのが18時ごろでしたが、大分市内は小雨でした。
天気図では小倉のあたりから山口県にかけて雨雲が続いていて、その南側の雨雲が中津市や宇佐市にかかっています。
この時点では大分市内には雨雲が描かれていませんでしたが、「県内(今夜遅く〜あす夕方) 局地的に雷を伴って激しく降って大雨か」とテロップが出ました。
NHKの天気予報では「大分北部」「大分中部」「大分南部」「大分西部」と県内を分けていて、さらに「北九州」「阿蘇」「宮崎北部」がその周囲に出ています。
そして「阿蘇山上空の風向き」も出ていました。阿蘇の天候が大分の生活と密接に関係があるのでしょうか。
「海上警報」として「瀬戸内海・豊後水道」と「日向灘」に風の警報が出ていました。
この辺りの海の天候はどんな感じで、生活に影響を受けるのはどんな方たちでしょうか。
「明日の予報」では大分県北部中部南部は午前中は雨、午後は曇りになっていました。
阿蘇は一日中雨のようです。九州横断特急の座席を阿蘇山が見えるように取ったのですが、ダメそうですね。
翌朝4時過ぎに目が覚めたら、なんと「大分北部線状降水帯発生」のニュースがありました。
訪ねてみたいと思いつつ昨日通過した中津から宇佐、そして豊後高田市や国東半島に夜中から大雨警報が出て、車窓から見えた穏やかな水田地帯とは違う様相になっていました。
4時40分ごろテレビの画面が暗くなり、悪天候のため降雨対応の画質になったことが伝えられ、その頃から激しい雨と雷鳴が聞こえてきました。
昨夜から雨雲がかかっていた佐賀に避難指示が出され、山陽小野田市では川が氾濫し、厚狭川支流も氾濫、下関では歩道が冠水したというニュースがありました。
今まで歩いたり通過した地名が次々と出てきます。
そして5時57分に大分市内にも大雨警報が出されました。
これから通過する竹田も大雨警報が出ていますから、いつもののんびりと朝の風景とテレビ番組を見る旅先の時間ではなくなり、JRの運行予定を追うことになりました。
日田や玖珠町で100ミリを超える大雨のため、博多と大分を結ぶ久大本線が運休になったことが伝えられました。
これは同じように山間部を通る九州横断特急も運休か、線状降水帯の状況によっては全ての日程をキャンセルかと覚悟を決めました。
テレビではそれ以上の情報はなく、駅に行って確認しようとチェックアウトした7時20分ごろは大分市内では雨雲が途切れて晴れ間も見えました。
ちょうど通勤通学時間帯のため大混雑していましたが、豊肥本線は通常通りのようでした。
もしかしたら晴れ間に阿蘇山を見ることができるかもしれないと期待して、8時7分九州横断特急に乗り込みました。
*「瀬戸内海式気候から他の形への遷移域」*
大分県のだいたいの形は思い浮かぶのですが細かい地形までは知らないまま出発したので、中津や宇佐に線状降水帯が発生したニュースに、そのまま大分も土砂降りになるのだろうと予測しました。
ところが、どうやら少し違うようです。途中に山があるからでしょうか。
Wikipediaの「大分県」の「気候」にこんな分類が書かれていました。
気象庁では、予警報細分区域を以下の4区域に分けている。
・北部(中津市・宇佐市・豊後高田市・国東市・姫島村)ー瀬戸内海式気候に属するが、冬季は関門海峡からの北西の季節風の影響を受け曇りの日が多い。
・中部(杵築市・日出町・別府市・大分市・由布市・臼杵市・津久見市)ー北西部にある山地の影響で、冬季は北部や西部に比べて天気が良い。
続けて降雨量による4区分も書かれていました。
「瀬戸内海式気候から他の形への遷移域」
天気予報というのは、本当に細かな観察によるものですね。
遠出して今まで知らなかった各地の天気予報を見ると、興味がつきません。
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