助産関係の出版についての記事のまとめ

1980年代初頭に私が看護師になった頃は、都内で医学関係の書籍を扱う大型書店でも、まだまだ看護関係の出版物は少ない時代でした。


その後1990年代以降、看護関係の出版社や出版物も劇的に増えました。


定期的にそういう大型書店の看護関係の書棚を眺めに行くのですが、周産期看護と他の看護との棚の雰囲気の違いをなんとなく感じていました。


その差をひと言で表現すると、他の看護系の本はpracticalなのに、周産期関係はそうではないという感じです。


他の看護領域では、新しい治療・検査法あるいは社会のニーズに対する看護方法が書籍で紹介されていくのに、周産期看護では何かが違う。


そのあたりの違和感を書いた記事をまとめてみました。



新生児にとって吸うということはどういうことか5
院内助産とは3 <院内助産はどのようなものか>
これはないと思う「助産雑誌9月号」
これはないと思う「助産雑誌9月号」その2
これはないと思う「助産雑誌9月号」その3
これはないと思う「助産雑誌9月号」その4
医療介入とは49<アクティブバースとフリースタイル分娩>
医療介入とは54<昔は「自由」に動いていたのか>
「冷え」を科学する?「助産雑誌11月号」
オカルトな世界が広がる助産雑誌
「ペリネイタルケア1月号」おまえもか・・・
こんな専門雑誌が欲しいな!
お産に対する気持ちを考える7 <無痛分娩に対する思想的違い>
新生児のあれこれ13 <臍消毒についての記事>
新生児のあれこれ14 <新生児破傷風>
新生児のあれこれ29 <排泄の「自然」と「不自然」
産後ケアとは何か2 <早期退院推進と産後ケア>
医療介入とは93 <「医療を使わない助産」のようなものの幻想と幻滅>
災害時の分娩施設での対応を考える1 <電気と水がない災害時の分娩に必要なこと>
災害時の分娩施設での対応を考える2 <現場の智恵に学び、活かす>
行間を読む6 <必要な答えは液状乳児用ミルクではないか>
災害時の分娩施設での対応を考える14 <医学会の情報共有システムがない>
産後のトラブルを考える6 <産後の排尿障害にどのように対応してきたか>
行間を読む15 <会陰切開や裂傷についての文献から>
思い込みと妄想6 <真実は権威とか権力から遠いところにあるのかもしれない>
定点観測
帝王切開について考える6 <帝王切開についての専門書がほとんどない>
帝王切開について考える11 <「帝王切開と『母乳育児』」という考え方>
帝王切開について考える12 <「帝王切開時の母乳育児支援」より>
帝王切開について考える13 <シュールな「帝王切開時の早期皮膚接触」>
帝王切開について考える16 <「母子同室、母子分離の場合の母乳育児支援」より>
帝王切開について考える26 <「産み方は生き方」?>
帝王切開について考える27 <「お産を家族に返す」?
助産師の世界と妄想17 <「お産を家族に返す」ために手術に立ち会い?>
帝王切開で生まれる4 <帝王切開と新生児一過性多呼吸>
ケアとは何か14 <やりがいという麻薬>
赤ちゃんに優しいとは2 <「家族中心のケア」って何だろう?>
赤ちゃんに優しいとは3 <「新生児を1人の人として尊重する」とは?>
赤ちゃんに優しいとは4 <「家族中心」とは「自宅のような」の同義語なのか>
赤ちゃんに優しいとは5 <「自宅で生まれた新生児:Mさんの体験から」>
赤ちゃんに優しいとは6 <普遍的なものと助産師の思い込みのはざまで>
赤ちゃんに優しいとは7 <どこまで検証されているかを整理する>
助産師と自然療法そして「お手当て」49 <誤った知識を広げた責任>
行間を読む58 <「産み育てと助産の歴史」>
行間を読む59 <どちらが先見の明があったか>
行間を読む60 <「自然なお産運動」の終焉>
つじつまのあれこれ5 <助産婦は医療側になったりならなかったり>
つじつまのあれこれ6 <我田引水>
つじつまのあれこれ7 <「自力出産」という危険な思想>
つじつまのあれこれ8 <「自力出産」とは何か?>
事実とは何か12 <「その結果を引き受けて来た。それらがいかに不合理であったとしても」>
助産師の世界と妄想26 <産前産後ケアの広がりと出版物の影響>
記録のあれこれ 25 事実を書き留める仕事
運動のあれこれ 26 「平成の助産師革命」
母乳育児という言葉を問い直す 29 「富士登山は完全母乳育児」

あわせて「助産師教育ニュースレター」まとめと、doramaoさんの「助産の専門誌で堂々と玄米菜食が掲載されていました」もお読みください。