毎日の自衛隊の新型コロナウイルス関連のtweetを最初の頃は雑紙に書き写していたのですが、とうとう一冊のノートに転記し始めました。
1日分を書き写すだけで結構時間がかかるのですが、読み飛ばしてしまいそうなところを再確認できるので、この方法になりました。
その中のキーワードで、自衛隊が対応している活動が変化してきていることがわかります。
たとえば「拘置所職員に対しての感染症対策用の防護服の着脱方法等の教育」(4/9)「県職員等に対し、個人用防護服の着脱等を含む感染症対策の教育」(4/12)「民間宿泊施設における軽症・無症状患者に対する生活支援及び民間宿泊施設スタッフに対する教育指導・助言」(4/14)といった感じです。
*市中感染拡大防止のための災害派遣活動*
また、自衛隊の資料が公開されていて参考になります。
4月17日には日仏防衛相会談で使用した「新型コロナウイルス感染拡大を受けた防衛省・自衛隊の取組」(2020年4月10日)が公開されていました。
その「活動の概要」を読むと、当初の「1.水際対策強化に係る災害派遣(3月28日〜)」「2.患者の空輸に係る災害派遣(長崎県)(4月3日)」から、現在は「3. 市中感染拡大防止のための災害派遣」が行われているようです。
テレビでも各地に急速に軽症者・無症状者の宿泊施設が準備されているニュースを見ますが、その準備にこうした自衛隊の教育支援があるからこそということがわかります。
さらに4月22日には陸上自衛隊中部方面隊の「新型コロナウイルス感染拡大防止教育指針」や、4月23日の陸上自衛隊の「自衛隊式感染予防の動画紹介」が公開されています。
こうした統一された正しい情報こそが、社会が求めているものかもしれませんね。
*基本的な動作というのはなかなか身につかない*
自衛隊の資料や動画を見ると、医療従事者であれば基本的な知識ですが、実際に正しく正確に実施することがいかに難しいかということは、日々痛感することです。
この基本的な動作は一見簡単なのですが、どうしても自分の解釈が入ってしまってゆるめてしまったり、状況により判断が難しい場合もあります。
また施設内のさまざまな職種に同じ内容を徹底させるということは、本当に難しいものです。
「新型コロナウイルス感染拡大を受けた防衛省・自衛隊の取組」のまとめに、以下のように書かれています。
1人1人が基本動作を忠実に、徹底的に、実施することが最重要 。
本当にここに尽きると思うのですが、どうしても災害時にはさまざまな意見や考え方や批判が溢れてくるので、翻弄されやすいのかもしれません。
この基本的な知識が、各部隊にきちんと伝わり、そしてそれをさらに地域の人へと伝達する。
それは日頃から、非常時に備えて訓練されてきた専門集団だからこそですね。
そして新型コロナウイルスへの対応の合間に、毎週のようにどこかで不発弾処理が行われ、連日、領空侵犯への緊急発進が行われているのですから、どれだけ私たちの社会は自衛隊に守られてきたのだろうと認識を新たにしています。
ちょっと写経でもしている気分でtweetを書き写しながら、どこでどの部隊がどんな活動をしているのか、頭の中の地図に書き込んでいます。
散歩を再開した時には、各駐屯地とその周辺の地形や地理も気にしてみることにしましょう。
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