いつもより早く、ポストに東京都知事選の選挙公報が入っていました。
新聞と同じサイズなので4つ折りで入っていて、まず目に入ったのは「今政治に足りないのはあなたへの愛とカネ」でした。
候補者は折った反対側なので見えませんでしたが、まずこの表現で今回も公報を前にため息をついて悩むことになる予感がしました。
おそるおそる開いて、全員の内容を読みました。
「コロナ自粛をぶっ壊す」「スーパークレージー君」「デザイナーベイビー合法化」「コロナはただの風邪」「新型コロナウイルスの治療薬と予防薬を発明しました」「コロナ武漢肺炎」
まだまだあるのですが、今まで以上にもう何がなんだかです。
全国で、この都知事選の公報が公開されて読むことができるといいのですけれど。
何を持って「都知事にふさわしい」というのか、感覚がここまで多様化というかなんでもありの時代になるとは思いませんでした。
今までの公報も取っておけばよかったと、比較できないことに後悔しています。
消去法で、あたりさわりのない表現の方々の内容を読んでも、それは都知事というより都議会議員の公約としたほうがよいのではないかというぐらい対象が限られた内容もあります。
さらに消去法で、それなりに都政について書かれていても、過去の党派性の強い闘争的で独善性の高い行動を思い出すと躊躇してしまいますね。
もうそういう政治手法は、なんだか古臭く感じるこの頃。
ああ、どうしよう。誰も残らなくなってしまったではありませんか。
もう一度、公報を読み直さなければ。
もう、都議会と都の職員の方々で最も働きやすい人を選んでくれませんかねえ。
発想を変えてなんとかなりませんか、都知事選挙は。
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