シュールな光景 1 <超現実的な・・・>

「シュールな光景」というタイトルはこちらの記事ですでに使っているのですが、その記事の中でシュールと感じた事柄について「非現実的な」という言葉を使いました。


もう一度、「シュール」という言葉についての説明が書かれている三省堂辞書サイトを読み返すと、「非現実的」ではなく「超現実的」が正しいようです。

「超現実的な、不条理な、奇抜な、難解な様子」のことです。

芸術運動のシュール(シュルレアリスム)を漢字で言い換える場合は「超現実主義」という訳語を用いてください。また、一般の意味のシュールを言い換える場合は、「超現実的・不条理・奇抜・難解・現実離れ・非日常的な」などの表現を絡めると良いでしょう。

「非」と「超」でどれだけ意味が異なってくるのか、正確に理解できるほどの言葉の知識はないのですが、感覚的にはたしかに、超現実的の方がシュールにぴったりの訳語のように思います。


最近、「ああシュールだなあ」と感じることが多くなりました。
それは本当に時代の変化で増えているのか、それとも私自身の変化「発達課題の変化」で見えてきたから増えたように感じるのか。
それとも、現実の世の中というのは常に超現実を併せ持つからなのか。



ちょっと気になるシュールな光景について、考えてみようと思います。





「シュールな光景」まとめ。

<2017年>
2. 食品と排泄
3. 現実感を感じさせない写真が増えたのは何故なのだろう
4. 胎盤を食べる
5. 高カカオチョコレート
6. 「危険なお尻ふき」
7. 「孤食でも鏡をみればおいしさアップ」
<2018年>
8. 虚の世界
9. 量の概念
10. 「横文字」の魔法
<2019年>
11. 「雑菌」をどうとらえるか
12. 現代の地獄絵図
13. 「胎児期から始まる食育」
14. 「人生会議」
<2020年>
15. 医療とはなんだろう
16. 現代の「出エジプト記」
17. この世のあとの居場所
18. 罪をつぐなうというのはどういうことだろう
<2021年>
19. テレビの中のあちらの世界
20. 何を危険と感じるのか
21. 「五輪会場での酒類の販売や提供一転して見送る」
22. 「競技スポーツはもはや『健康』とは関係ない」
23. 東京という「地方局」
<2022年>
24. 「スティホーム」の暗示
25. 喉元過ぎれば「白か黒か」
26. 現実と超現実と
27. 検査をしながら「会食」
28. 現実の世界と虚構の世界がねじれる
<2023年>
29. 息を吹き返させるのは誰か
30. 「つばを飛ばさない」の表現を避ける気持ち
31. 「自己実現」とか「自己愛」ブームの30年後
32. 「人に影響を与えたい」
33. 認知症と向き合う「幸齢社会」実現会議
<2024年>
34. 政治家は「骨」がお好き