散歩をする 299 羽毛下通りを歩く

京王フローラルガーデンの周辺を地図で眺めていたときに、羽毛下通りを見つけました。

崖地形、丘陵、山地の片側を指す「ハケ」であることがその通りの名前から推測できたので、そこを歩こうと計画したのでした。

京王フローラルガーデンに行くまでに、布田崖線の表示があり、計画していた羽毛下通りとつながりました。

 

*布田崖線からの水の流れを眺める*

 

京王フローラルガーデンを出た流れは、京王線多摩川駅の反対側では一旦暗渠になるようです。地図には南へ、その暗渠らしき蛇行した道が読めます。

そこを目指すと、「多摩川第二緑道」として暗渠の上が遊歩道になっていました。

住宅の間の道ですが、木や草花が植えられ、ちょっとくねくねと曲がった道を歩くのは落ち着きました。

 

暗渠が開けると、先ほどまでの小さな流れが信じられないほどの水量になり、しばらく多摩川に並行して流れます。右手のほんの数十メートル先には、多摩川の堤防が見えました。

この辺りの水も、またきれいでした。

 

電気通信大学運動場の交差点から白山通りに左へと曲がり、崖線に向かって少しずつ上り坂です。このあたりもまた多摩川に並行した小さな流れがあったのでしょう、布田小学校の付近には暗渠がありました。

崖線と大きな川に挟まれた低地というのは、こうした川に並行して何本もの水の流れがあり、ほんの半世紀前までは宅地にするには大変だったのではないかと想像しながら歩きました。

 

*羽毛下通りを歩く*

 

少しずつ登ると、崖というよりはなだらかな丘陵の下に、目指す羽毛下通りがありました。

大きな木が残り、右手には畑や水田が残っています。

そのあぜ道を下校する小学生が歩いている風景です。こんなにいい場所を歩ける「東京の子ども」が、羨ましく感じました。

 

ハケに沿った道を歩くと雑木林が見え、下布田遺跡の敷地でした。

そこからは左手は数メートルぐらい高くなり、見事な石垣で崖の上に大きな農家があり、ハケ下にはレタス畑がありました。

一瞬、都内を歩いていることを忘れそうな風景です。

しばらくするとまたハケ下にも、ぎっしりと住宅が立ち並ぶ風景になりました。

 

はけした橋からは、「染地せせらぎ散歩道」が整備されていました。小さな水路も作られているのですが残念ながら水は流れていませんでした。それでも椅子に腰掛けていると、近くの雑木林を風が抜けて行く音が聞こえ、しばらくぼーっとしていました。

 

Wikipediaはけに、羽毛下通りについて書かれていました。

立川崖線の最東部に位置し、崖下に沿って伸びる道。宅地化が進んでおり崖として残っている箇所は少ないが、場所によっては高さ2〜3m程度の擁壁を見ることができる。

 

幼少時の記憶から武蔵野台地を歩くようになったように、あのあぜ道を歩いていた小学生たちもハケ下の美しい風景や水がどこか記憶に残って、大事にしたくなる日がくるかもしれませんね。

 

 

 

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