散歩をする 384 ツルボを探しに平城宮を歩く

とあるところにツルボが一面に咲いている映像NHKの「さわやか自然百景」だった記憶があるのですが、録画は削除してしまいました。

 

検索すると2020年2月16日放送の「奈良 平城宮跡」だったようです。

奈良の平城宮跡を紹介。平城京の宮殿や役所などの遺構がのこされている。広さは東西1キロ、南北1キロ。特別史跡として管理・保存されている。現在遺跡の3分の2は草に覆われておりショウリョウバッタ、マダラバッタなどが見られる。

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奈良の平城宮を紹介。今も文化財の史跡が続いている。地下水の水位を保つ必要があり小さな池が多く作られた。ヒクイナやツバメが見られ、ツバメの大規模なねぐらとなっている。また水上池にはハシビロガモなど10種類ほどのカモが飛来する。

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(「TVでた蔵」より)

 

 

ツルボを探しに炎天下の平城宮跡へ*

 

2年半、この日をまちに待っていたのでした。

 

平城宮跡歴史公園の北東の入り口から入りました。この日の奈良の最高気温は36度で、平日の日中ということもあるのでしょうか、広大な園内では数人とすれ違っただけでした。

見渡す限りの草地のはるか向こうに現代の家や建物が少し見えるぐらいなので、千三百年前の時空にいるのではないかという気がしてきました。

 

あの番組で映し出されていたツルボが群生していた場所はどこだか全くわからない状況でしたが、近鉄線が横切っているあたりだろうと見当をつけて南側へと歩き始めました。

途中の草むらも目を凝らしてみましたが、一本もありません。

悲しくなって目を上げるとそこには大きな大極殿院が草むらの中にどっしりと建っているのが見えて、なんだか励まされるのでした。

 

きっと線路沿いにはあるはず。

炎天下の中、その背の高い葦やススキが生えている場所にたどり着きました。遠くからでは一見同じような草むらに見えたのですが、ここへあの北側の周濠や溜池からの水路が続き、湿地のようにも見えます。

 

朱雀門とのあいだを電車が通過して行きました。

夏の草と朱色の朱雀門、青い空、そこを電車が横切る風景もなんだか似合っています。

冒頭の番組でも同じシーンをみていて、そのあと地図で確認したら平城宮跡公園内を線路が通っていることにちょっと驚いたのでした。

残念ながら今回はその路線に乗る時間がなかったのですが、いつか車窓から平城宮を見てみたいものです。

 

ススキの穂や秋の草花が咲き始めていましたが、本当に1本も、ツルボに出会いませんでした。

でもふりかえると広大な野原にたつ大極殿院と、先ほど歩いた溜池や古墳がある場所が見えて、それだけでも来たかいがありました。

 

いつかここ一面に咲くツルボを絶対に見たいという思いが強くなりました。

そのためには奈良に住んだらいいかもしれない、いやいやそれはあり得ない、いやいいかもしれない。

帰宅してからもしばらくその気持ちで揺れていました。

 

 

 

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