ここ数日、少し心がざわつくことがありました。
最初は、ひたすら川と海を見るために5月に訪ねた地域の地震のニュースでした。
見覚えがある風景や、美しく落ち着いた街の瓦屋根が落ちたり墓石が倒れている風景がニュースで伝えられました。
立ち寄ったお店や博物館、駅などの皆さんは大丈夫だろうか、車窓から見えていた街の方々はどうしていらっしゃるだろうかと、一度訪ねると他人事ではなくなります。
ほどなくして、今度は宮ヶ瀬ダムと城山ダムを訪ねる時にバスで通ったあたりで事件と事故が立て続けにおきました。
あの静かで美しい山合いの地域で、皆さんどんな思いで過ごされているのでしょうか。
これも他人ごとではなくなります。
そしてもう一つは、実はこの夏か秋に訪ねてみようと計画をしていた地域でも、少し大きな事件がありニュースになりました。
ここまでくると、「私が行った場所あるいは行こうと思った場所では必ず何かが起こるのではないか」という気持ちになりそうです。
2月に紀伊半島を回った直後にも、訪ねた地域で火事がニュースになりました。
でもむしろ、「ああ、これが偶然の一致という勘違いなのか」と実感しました。
たぶん、私自身が行った場所が増えれば、行った場所に関連したニュースも増えるというあたりでしょうか。
あまり論理的な説明ではないのですけれど。
そういえば「ブラタモリ」もロケに行った場所で何かが起きるかのような言い方をされて、その時にはふと「そうかも・・・」と信じそうになったのですが、今回の件で呪縛が解けました。
「客観的には神秘でも奇跡でもないものが、個人にとっては神秘にも奇跡にもなる」という一文に出会ったことで踏みとどまれているのかもしれません。
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