散歩をする 358  ただひたすら川と海と潟を見に〜山形から新潟へ〜

30年ほど前に信濃川と関屋分水を訪ねて、信濃川水系の隅々まで水を制御している治水に圧倒されたことから、今も宿題を抱えたように新潟県に引き付けられています。

 

その後、分水の信濃川大河津(おおこうづ)資料館を訪ねた頃から、新潟はなぜ「新潟」なのだろうという素朴な疑問から地図上のあちこちの「潟」が目に入るようになりました。

それで2020年ごろから「潟」を訪ねてみようといくつか計画を立てたのですが、熊が出没したのでキャンセルしたままになっていました。

 

その福島潟と、隣接する県立環境と人間のふれあい館の新潟水俣病資料館を訪ねる機会を待っていました。

新潟に一泊して、新潟駅の南側にある鳥屋野潟も訪ね、そこから信濃川沿いにバスで水田地帯を見て、長岡駅のそばを流れる福島江用水も訪ねよう。

 

せっかくだから週末パスで、米沢から小国を通って坂町から羽越本線で福島潟に向かえば初めて米坂線に乗ることができるし、30年前に奥三面ダム建設現場へ向かう途中に、怒涛の流れだった荒川沿いを見ることができそうです。

 

2019年に米沢を訪ねた時は、晩秋の最上川と米沢城周辺を雨の中歩きました。

今回はぜひ最上川と米沢の水田地帯を歩いてみたい。「米沢」という地名はどこからきたのか、その雰囲気がわかるような場所を歩いてみたい。

 

次々と計画がつながりました。

 

ということで6月中旬に、一泊二日の「川と海と潟を見る散歩」に出かけました。

晴天の中、稲が風になびく美しい風景が続きました。

 

ところが1ヶ月半後、8月3日から4日の大雨で次々とニュースからその地名が聞こえてきたのでした。

 

 

 

「散歩をする」まとめはこちら