散歩をする 144 宮山から寒川へ

最近の私の散歩は、満員電車内での妄想の旅から歩いて見てまわるスタイルです。

今回の目的地は、このところ宮ヶ瀬ダムや城山ダムなど相模川流域に関心が広がり、電車内でその下流の地図を眺めていた時に見つけました。

神奈川県水道記念館がこの地域にあるようです。 

昨年知ったみうらの水道についても歴史をたどることができそうなので、早速歩いてみました。

 

地図を見ると水道記念館は、寒川神社の近くにあります。

寒川神社と隣接する宮川神社には池が描かれていて、この水色を見るだけで心が躍ります。記念館を観たら、寒川駅から茅ヶ崎に出て海を見て帰ろうと大まかな計画ができました。

 

事前にはあまり細かいことは調べずに、帰宅してから「ああ、そういうことか」という発見もまた面白いものです。

 

寒川神社

無人駅の宮山駅を降りると、平日でしたが、私と同じ方向へ歩く人や反対側から駅へ戻る人などがけっこういました。

Wikipedia寒川神社には「関東地方における著名な神社の一つであり、年間約200万人に及ぶ参拝者が訪れる」「初詣の参拝者数は神奈川県内の神社では鎌倉市鶴岡八幡宮に次いで2番目に多い」とあります。

 

鳥居の前で頭を下げる若い世代の方々ともすれ違いました。「水に魅かれて来ました。お邪魔します」と、心の中でお辞儀をして入らせてもらいました。

地図の通り豊富な水が池にあり、噴水も勢いよく水を高く噴き上げ続けていました。

 

鳥居の前のまっすぐな道は、地図ではわからなかったのですが広い参道で、木陰が涼しい歩道が車道とはわけでゆったりと歩けるようになっていました。

そして広大な畑が広がっていて、野菜や花などの直売所もあり、その間を何本も用水路のような川が通っていました。

その参道に接して、公園と神奈川県水道記念館があります。

水が豊かな場所であることがわかります。

 

寒川神社の歴史に以下のように書かれています。

現在は神奈川県中央南部、相模川河口から約7km 遡った左岸の低台地上に鎮座するが、弥生時代には相模湾が当地入り込んでいた。

 

寒川神社が建立された当時(西暦500〜700年)は海水準が高くて、寒川神社は直接相模湾に面していたと考えられる。 

水道記念館の前でJR相模線が弧を描くように曲がって寒川駅へと向かっているのは、昔、この辺りまで海があったことと関連しているのでしょうか。 

 

海が近かった時代には、海水が混ざっていない真水を得ることが大変だったかもしれませんね。

 

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