山手線と湘南新宿ラインが並走している場所を、日常的に通過しています。
15両編成の長〜い列車が、小田原や逗子から宇都宮・高崎へまでの長距離を走っているようです。
1980年代に頻繁に山手線と渋谷駅を利用していたのですが、90年代は利用頻度が減り、再び2000年代に山手線を利用することが多くなった時に、湘南新宿ラインが走っているのを見てまるで浦島太郎の気分になりました。
80年代まであの線路には貨物列車が走っていたはずなのに。
渋谷駅は山手線という環状線だけの駅で、長距離を走る列車は見たことがなかったのに。
私の山手線の記憶は、恵比寿のサッポロビール工場時代で止まっていたのでした。
*湘南新宿ラインのグリーン車*
湘南新宿ラインを読むと、2001年に運行が始まったとありますが、全く記憶にありません。
最初に湘南新宿ラインを見て驚いたのがいつだったのか思い出せないのですが、長い車両に、前後2ヶ所に2階建のグリーン車が接続されていることが印象に残っていました。
そしてそのグリーン車の乗車券をホームや車内でICカードで購入できることにも驚いたのでした。Suicaが始まったのが同じく2001年ですから、湘南新宿ラインのグリーン車は画期的なシステムだったのでしょうか。
通過して行く湘南新宿ラインを眺めていると、グリーン車はけっこう満席のことが多く、通勤や遠出の人たちが気軽に利用しているのかもしれません。
私もたまに湘南新宿ラインを利用するのですが、まだこのグリーン車に乗ったことがありません。
いつか乗って見たいと思っていたのですが、それほどの距離でもないのにグリーン車を使うことがためらわれたし、買い方がわからなくてタジタジしそうなので躊躇していました。
*初めて新宿湘南ラインのグリーン車に乗る*
今回、郡山までの一筆書きの計画では、帰りに新幹線を使わずに宇都宮からこの湘南新宿ラインに乗ることも目的の一つでした。
もちろん、グリーン車で。
乗り換え時間は数分しかなかったので少し焦りましたが、券売機の操作は簡単でした。
ICカードを機械の台に置いて、目的地を指定するだけです。
そしてそのICカードを、座席の上のパネルに近づけると席のランプが赤から緑に変わって、検札がわりになるものでした。
すごいですね。
ただ、座席指定はなくて、車内に入ってから席を選ぶシステムでした。
座席指定のないグリーン車ってなんだろうと思ったら、この場合、普通列車用で「座席に座れること自体がサービス」ということなのですね。
あの湘南新宿ラインの2階のグリーン席に座ってみたいという夢もかなった、今回の散歩でした。
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