あのイートインの10%は私だけでなくけっこう波乱があったようですね。イートインのためのシールまでできたというので本末転倒感があります。
10月1日からの家計簿をつけていて、忸怩たる思いになっています。
軽減税率に変更する前に、もっとしっかり情報を得て反対しておくべきだったと。
何年も、「今年こそは消費税が上がる」という雰囲気になりつつ、政局というのでしょうかふと風向きが変わって実施されなかったことに慢心しきっていました。
今回は、8月ごろから軽減税率の計算できるレジ機の話がニュースなどで多くなったのですが、きっと今年も見送られるだろうとタカをくくっていたのでした。
毎日の細々した買い物を家計簿につけていく際に、酒類が10%になったのは仕方がないとしても、洗剤やら日用品が10%だというのが納得がいきませんね。
食品は8%ですが、ちょっと高級な贈答用のお菓子も8%だというのに、なんで日用品が10%なのだろう。いえ、もちろん高級菓子もそのままの税率でいいですけれど。
もうひとつよくわからないのが、軽減税率とキャッシュレスの話がごちゃごちゃになっていることです。
消費税を上げた分、カードで購入すれば5%が戻ってくるからみなさんキャッシュレスへって、誰が得をして誰が損をしているのか。
それなら増税は意味がないのではないかと、狐につままれた気分。
消費税は年末調整とは無関係の2倍近い所得税増税のようなものですから、これなら最初から所得税増税の方がお金を持っている人からも持っていない人からもそれなりにという感じでスッキリするのですけれど。
そういえば先日、官房長官がパンケーキを食べている様子がアド街ック天国で紹介されていました。
政治の価値観は脇に置いて、いつも激務そうな方が嬉しそうに食べていらっしゃる姿に、楽しく食べることは大事だなと印象に残りました。
それが「高いおやつ」だと批判もあったようですが、80年代90年代は私もけっこう食事にお金をかけていたけれどあまり気にしていなかったと思い返しています。
でも今は、「3000円って税込かな、それとも300円の消費税がかかるのかな」「300円あればお昼ご飯を買えるのに」と思ってしまいます。なんだか世知辛いですね。
「鵺(ぬえ)のような社会の雰囲気」を見極めるのは難しいのですが、「だまされていた」といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度もだまされるだろうという一言が身につまされるこの頃です。
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