記録のあれこれ 79 2年4か月ぶりのレース

古賀選手の2日目の100メートル背泳ぎは54秒99で、「54秒台をクリアすることが出来ました」とtweetされていました。

 

今回の古賀選手の復帰レースを、NHKが伝えてくれていました。

意図せず禁止薬物混入で資格停止の競泳古賀 復帰レースで笑顔

2020年8月29日 NHK NEWS WEB

 

摂取したサプリメントに意図せず禁止薬物が混入し、2年間の資格停止処分を受けていた競泳の古賀淳也選手が2年4か月ぶりにレースに出場し「復帰したらこういうふうに泳いでみようと想像を膨らませていた。やっと試せるときが来て本当にうれしい」と笑顔を見せました。

リオデジャネイロオリンピックの日本代表だった33歳の古賀選手は、おととし、WADA=アンチドーピング機構の検査で禁止薬物の陽性反応を示し、国際水泳連盟から4年間の資格停止処分を通達されました。

その後、禁止物質が意図せずサプリメントに混入していたことが認められ、ことし5月までの2年間に処分が短縮されていました。

処分が終わった古賀選手は29日、東京辰巳国際水泳場で開かれた大会で2年4か月ぶりとなるレースに臨み、かつて日本選手権を9連覇した50メートル背泳ぎに出場しました。

スタートで前に出た古賀選手はトップでフィニッシュし、タイムは2009年にマークした自身の日本記録より0秒8遅い25秒04でした。

レース後の取材で古賀選手は、ドーピング検査で陽性反応を示した当時について「不正をした人間だと決めつけられて生きていかなければいけないことが大きなショックだった。常に死がすぐ隣にあり、ベランダを飛び越えれば楽になれると思ったり、外を散歩するだけで涙が出てくることもあった」と振り返りました。

そのうえで、「復帰したらこういうふうに泳いでみようと想像を膨らませていた。やっと試せるときが来て本当にうれしい。まだ自分の中で周りに負けたくたいという意欲が大きいことを知ることが出来たのが大きな収穫。東京オリンピックもねらえるならねらいたい」と話していました。

 

6月のHUFFPOSTによるインタビュー記事をもう一度読み直しました。

 

 

 

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