陸にあがった河童の過ごし方

昨日、3月上旬に泳いだのが最後で、かれこれ2ヶ月ほど泳いでいませんと書いたあとで、記録を読み直したら最後に泳いだのは3月27日なので、正確には「6週間ほど泳いでいない」でした。

いやはや、記憶というのはいい加減ですね。まあ、こういう自分の失敗を記録するブログでもあるのでお許しください。

 

都内の公共プールが閉鎖になった時期は区によっても差があって、早いところでは3月から休場のところもありましたが、私が通っているプールはまだ開けてくれていました。「どうぞこのまま4月も泳げますように」と祈っていたのですが、3月25日の都の会見があった後、28日からの休場が決まったのでした。あの頃の感染者数の増加を考えれば、当然の対応だとあきらめました。

 

 

3月に入ると休校になった小中学生が、平日の日中にもたくさん泳ぎに来ていました。

ただ、夏場の混雑のカオスとも違っていました。

 

圧倒的に上手な、おそらくスイミングクラブで練習していたり、選手コースと思われるような小中学生が泳ぐので、2コースぐらいはそうした数人だけの独占状態になり、ほかの大半の人は混雑したコースで順番を待ちながら地味に泳ぐといった2極状態になっていました。

小中学生ですから「速い」といってもそれなりなのですが、4泳法のフォームがしっかりできていて、スポーツクラブの練習のぺースで泳ぐので、なんとなく周囲の大人の方が引いてそのコースは避けているという感じです。

 

公共のプールはいろいろな人がそれぞれのペースで泳いでいるのだからもう少し周囲を見ることができたらいいのにと、正直なところ最初は感じていました。でも学校が突然休校したり、目標にしていた大会が無くなったりと、私でも経験したことがない子どもたちの混乱の中で、むしろ譲ってあげるのは大人の方かなと思い直していました。

ところがその公共のプールも休場。

 

あの河童たちはどこで何をしているのでしょうね。

 

先日、「日刊スポーツ」にあの古賀選手の記事がありました。

リオ五輪代表古賀淳也「食べる感じ」背泳ぎ呼吸コツ

(2020/05/02)

16年リオデジャネイロ五輪代表の古賀淳也(32)が2日、インスタグラムのライブ配信に登場した。事前アンケートで集めた質問に対して約1時間、答えた。

 

9年世界選手権男子100m背泳ぎ金メダリストは、バサロについて「足を蹴り上げるだけではなく、体を揺らす感じ」と、鉛筆を親指と人さし指で挟んで上下に揺らす動作を見せて説明した。また背泳ぎで呼吸するタイミングについて「腕が入水する直前に、ぱくっと浅く呼吸してます。食べる感じ」と解説した。

 

古賀は18年にドーピング検査で陽性反応が出て資格停止となった。摂取していたサプリメントに成分表に記載がない禁止物質が混入(汚染製品)していたことが原因だった。米国の検査機関などに分析を依頼して禁止薬物の摂取が意図的でないことを証明し、停止期間は4年から2年に短縮されている。今月中旬には資格停止期間は終了する。

 

古賀は泳げない間、いろんなことに目を向けたという。アクセサリーを作ったり、舞台の台本を読むことなどにチャレンジした。また以前から興味があった3Dプリンターの使い方を学んで、購入した。そして水泳の練習道具も自作した。2本の指の間につけて、水の抵抗を感じることができる装着具(パドル)で「(指を)入水した時に(水の抵抗で)深く潜らずに、浅いところで水をかける」という。「以前から考えていたけど、自分で作るいい期間だったと思う」とした。

 

ライブ配信は、北島康介氏が主宰する会員線の水泳教室で10年目に突入した「KITAJIMAQUATICS(キタジマアクアティクス)」が企画したもので、古賀はゲストとして出演した。現在は新型コロナウイルス感染拡大で全国のプールは軒並み閉鎖。古賀は「泳げないからとフラストレーションをためず、できることに目を留めるシチュエーションだと思います。水泳以外に興味があることをひと通りかじってみるのもいい。小さなことを意識していくと、その小さな変化がポジティブなことにつながると思います」と話していた。

 

6月に予定されていたJAPAN OPENが復帰レースになるかなと楽しみにしていたのですが、それも中止。

新型コロナウイルスの影響で今後の競技会の目処も立たない状況で、古賀選手はどんな思いになっているのかと心配していました。

やはり気持ちを切り替えることをいつも教えてくれる選手です。

 

 

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