「内閣支持率が48%に上昇した」というニュースに驚きました。だってつい最近まで30%台だったような気がしたのに、次から次へと息もつかせないほど「こんなことをします」とアピールするだけでこんなに回復するものなのかとびっくりですよね。
まだ終息もしていない感染対策についても社会の雰囲気を見誤っているし、国民からの問いかけに対してはぬめっと、のらりくらりとかわされてばかりですからね。
反対に、あの未曾有の感染症が広がり出した頃の対応ではこの国への信頼があった時期なのに、不思議と支持率が下がったのはなんだったのでしょう。
最近では次々と打ち上げ花火のような政治家の発言や行動が続くので、これはもうこの内閣の断末魔の叫びのようなものだろうと思っていました。
なのになぜ支持率が上昇するのだろうと、そのニュースを検索しました。
有料記事なので読めないのですが、冒頭の部分だけで「ああ」と思いました。
日経新聞社とテレビ東京は24~26日に世論調査をした。岸田文雄内閣の支持率は48%で2月の前回調査から5ポイント上がった。内閣を「支持しない」と答えた割合は44%で、7ヶ月ぶりに支持率が上がった。
首相のウクライナ訪問や日韓首脳会談などが支持率を押し上げた。支持率は22年8月までは55%を維持していた。22年夏から年末にかけて自民党と世界平和統一家庭連合(旧統一…
(2023年3月27日、日本経済新聞)(強調は引用者による)
「…」のあとがちょっと読みたいですけれどね。
とりあえず、日経新聞の支持率は2月の時点でも43%もあったということでしょうか。
今回の「48%」はあくまでも「日経新聞の世論調査」であって、占い方が変わればまあ予言も変わりますね。
政治家の方々はこの数字を額面通りに受け止めるものなのでしょうか。社会にはもっと違う世界があると思うのですが。
この世論調査の数字を必要としているのは誰なのでしょうか。
「数字のあれこれ」まとめはこちら。
あの日(2022年7月8日)から考えたことのまとめはこちら。