「思い込みと妄想」 まとめ

2009年頃にニセ科学の議論に出会って、それ以来、なぜ人はニセ科学のようなものに引き込まれて行くのだろうと考え続けています。



ニセ科学っぽい話題に対しての批判のような内容ですが、実は、この記事を書く時にはじんわりと冷や汗のような脂汗のようなものが出てくる感覚があります。


そう、私自身の赤面の人生を嫌でも思い出すからです。


その記事の<正義感と理想>に、「強い感情に後押しされた時というのは情報や知識が自分でもおもしろいほどに増えて、社会の構造や問題点がまるでパズルを組み立てていくかのうように見えてきます」と書いたように、20代から30代頃の私は「人があまり気づいていない問題点を見抜く力がある」といった、今考えると汗が噴き出しそうな自信がありました。


そして「正しいこと、善いことをして社会を変えなければ」という使命感にも燃えていました。
なにかはっきりと主張をする人は尊敬し、「どちらともいえない」と曖昧な態度の人を心の中では「何も考えていない人」と見下していました。


「善意と正義感」「陰謀論」「白黒つける」「わかりやすさを求める」
あ〜〜〜恥ずかしい。


ではなぜそういう生き方になったのかと思い返していた時に、ふと思いついたのが「思い込みと妄想」でした。
ということで、これもまた私自身の失敗学です。

<2014年>
1. パソコンをMacに変えた
2. 代替療法と妄想
3. 妄想は専門用語の形で入ってくる
4. 新しい疾患や情報をたくみに取り入れる
5. 不安と退屈のあてがいぶちの解決策
6. 真実は権威とか権力から遠いところにあるのかもしれない
7. 社会が求めているわかりやすい答えとして妄想話ができあがる
8. お産トラウマというNHKの造語
9. NHKの番組はどうやって作られるのだろう
10. ナントカの「力」
<2015年>
11. 社会の問題を単純化させるネーミングに注意
12. 子どもの「低体温」と「免疫力?」
13. げっぷと窒息への不安
14. コカ・コーラを飲むと骨が溶ける?
15. 「からだ」と有能感
16. 「霊感」がある
17. 夢と願望と妄想
18. マクロビ『派』ビスケット
19. 「小指をたてる」
20. 抽象と捨像
21. ○○すると4歳の時の運動能力と社会評価が高まる
22. ロータス・バース・・・胎盤を残したままにする
23. 菌をスプレーするとどうなるか
24. 子どもの未病対策?
25. 自分は若い
<2016年>
26. 繰り返す「母になること」のファッション
27. 暗示をかけられているのは誰か
28. 深みにはまる前に引き上げる勇気を
29. 空耳と妄想
30. コールドミールからあっちの世界へ
31. ざっくりした歴史の切り口
32. 「どこを切っても金太郎」からあっちの世界が広がる
33. 化粧の世界
34. 壮大な社会実験と現実の医療
35. 呼吸についての妄想
36. 思いこみから目が覚めて常識に戻るまで30年
<2017年>
37. 水族館にいる人の言動
38. 蓮の幻想
<2018年>
39. ロータスさんの思い込みから始まった?
40. 花托のエネルギー
41. ほうれん草とポパイ
<2019年>
42. 偶然は偶然
43. 偶然は暗示
<2020年>
44. 気分で変化する社会に合わせて呼び名も変化する
45. 「人生の伏線」
<2021年>
46. 「見ると幸せになれる」
<2023年>
47. 自分は「政治家」にふさわしいという思い込み