発達する 12 <ヒトから魚へ進化する>

今日のタイトル、「え?逆じゃない?」と思われることでしょう。
ヒトから魚へでは「退化」になるのではないかと。
今日は、いえ、今日も学問的な話ではなく私の妄想話です。


昨日の記事で紹介した沼津港深海水族館で、なんと背泳ぎをする深海魚を見つけました。
名前を記録し忘れたのが大失態ですが、小型のサメのような魚が水中で背泳ぎをしてたのです。
方向を変えるためのローリングではなく、時々、お腹を上に向けて背泳ぎをしていました。


背泳ぎの記事のコメント欄で、mimonさんが背泳ぎをする魚類で思いつくのは「オウムガイとかホウネンエビとかマルミズムシぐらい」と教えてくださったのですが、いやあ、やはり魚でも背泳ぎをする種がいるのですね。


なぜ、あの魚はお腹を上にして泳ぐようになったのだろう。
魚にとって背泳ぎで泳ぐことは、どんなメリットやデメリットがあるのだろう。
魚が背泳ぎをする時には、どんな骨格や筋肉がその泳ぎに会わせて発達したり、逆に退化していくのだろう。
水槽の前でたくさんの疑問を思いついたのですが、誰にも質問できずに水族館をあとにしたのでした。


ああ、やっぱり水族館に図書館が併設されるといいなあ。
専門書や図鑑を売店で販売してくれたら、大人買いしちゃいます。


あるいは水槽の横にパソコンを設置して、疑問を書き込むと答えを教えてくれるとか、どうでしょうか。



<ヒトから魚になる>



Wikipedia背泳ぎの歴史を読むと、背泳ぎは古来からあるものの、以前は平泳ぎのような泳ぎ方だったことが書かれています。
今のような泳ぎ方になって、たかだか1世紀程度のようです。


その1世紀の中でもさらに、私が競泳に関心を持ち始めたこの十数年の間にも、背泳ぎはさらに洗練された泳ぎになったように感じます。
それは、いかに水の抵抗を少なくするかというあたりで、細かい動作の改革の積み重ねとも言えるかもしれません。


古賀淳也選手ストリームラインとローリングのビデオを見ると、ほんとうに無駄のない美しい動きです。
他にもいくつか古賀選手のビデオがあって、繰り返し見てはイメージトレーニングをしています。


その「The Race Club」のサイトに、スクーマン選手ドルフィンキックのビデオもありました。
途中に魚の映像があって、そのあとスクーマン選手がまるで魚になったかのように水中を進んでいます。


その映像をみて、もしかしたら人類はごくごく最近のわずかな期間に、泳ぐための体の使い方を急速に進化させて魚に近づいたのではないかと妄想したのでした。





「発達する」まとめはこちら