食べるということ 44 災害時にも食べる

先日の台風19号関連のニュースで次のニュースが目にとまり、もし私の勤務先が被害を受けていたら食事を提供できただろうかと考えてしまいました。

停電の病院、患者はビスケットやゼリーでしのぐ・・・住民の救助続く

(2019年10月15日(火)配信 読売新聞)

 

 台風19号に伴う豪雨で千曲川が決壊し、多くの住宅が浸水被害を受けた長野市穂保地区などでは、14日も早朝から救助活動が行われた。雨の中、自衛隊や消防は住宅に取り残された住民をヘリコプターでつり上げたり、ボートに載せたりして次々と救助していた。

 同地区近くの豊野病院と、隣接する高齢者施設では、周囲が浸水したため患者や入所者ら計約280人が孤立状態になった。内部は停電し、患者らはビスケットやゼリーを食べながら不安な夜を過ごした。

 排水が進んだため14日朝から救出作戦が始まった。消防隊員らは、体調の悪い患者らを救急車に乗せ、他の病院に搬送した。施設にいた90歳代の女性は「怖かった」と話した。

 

 

今年9月にふらりと立ち寄った東急ハンズで、「7年保存クッキー」を見つけて購入しました。それと、水を入れるだけで食べられるパックのおこわなども我が家の備蓄食品にしました。

7年後に、無事にこのクッキーが使われることなく過ごせたら、防災の日に開けて食べようと思っています。

 

いつだったか、やはり台風か豪雨の後に、袋入りのインスタントラーメンに水を入れて20分ほどおくと食べられるという目から鱗的な話を知ったのですが、ちょっと塩分が多すぎるので備蓄するのは見送りました。

その点、そのおこわは一食の食塩相当量が1.5gですから優れものだと思いました。

 

それ以外にも、普段から置いてある缶詰やレトルトのおかゆレトルトの魚などで自宅ではなんとかしのげそうです。

思えば1970年代ごろからの食品の貯蔵性とでもいうのでしょうか、すごい進歩ですね。

 

ただし、勤務先が被災していたらどうなっていたでしょうか。

たとえ浸水などの直接の被害を受けなくても、食事をつくる人が出勤できなければ、入院中の方に食事を提供できなくなるので大変です。

 

病院だと食事制限が多岐にわたるので実現は難しいかもしれませんが、コンバット・レーションの医療施設版があるといいなと妄想しています。

 

とりあえずこちらの記事で紹介した「災害発生直後のフェイズ0の栄養」だけでも確保できるセットがあるといいですけれど。

 

 

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