加古川も以前から川沿いを歩いてみたいと思っていた川で、いくつか散歩の計画がありました。
JR加古川線が加古川沿いに走っていて、福知山線か宝塚線を乗り継ぐと京都や兵庫北部、あるいは鳥取へなど、一筆書きの乗車券でぐるりと回る計画がたくさんできる場所です。
そして丹波というと、2000年代半ば丹波篠山医療圏という言葉を知り、いつか行ってみたいと思っていました。激減した小児科医の負担を少なくするために住民が協力し合おうという話題で、産科崩壊と言われ始めた時代になんだか希望の光が見えるような話題でした。
「篠山」を「ささやま」と迷わずに読めるようになったのは、この頃からでした。
ところが2年ほど前、また丹波の地名を耳にしたのは兵庫医科大学ささやま医療センターが分娩休止になるため、公立助産所をつくるというニュースでした。
もう一度、地図を見直しました。兵庫医科大学ささやま医療センターがあるのはJR宝塚線丹波篠山駅で篠山市、JR福知山線石生(いそう)駅に兵庫県立丹波医療センターがありましたが、こちらは丹波市でした。
「丹波」と「丹波篠山」は自治体も違って離れているのですが、私の頭の中の地図では混乱していました。
ただ、そのどちらにも川が流れていて、篠山に流れているのが東播用水へ取水している篠山川、そして丹波市内を流れているのが加古川本流で、JR加古川線船町口駅の少し北側で合流しています。
川でつながっていた歴史があるのでしょうか。
このあたりを歩いてみたいなと何度か地図を拡大しているうちに、ふと「水分かれ街道」が目に入りました。
たどっていくと、JR福知山線石生駅の東側に「水分かれ資料館」がありました。
分水嶺があるようです。
いつか訪ねてみようと計画ノートに書いておいたのですが、今回の散歩の初日に実現しました。
「散歩をする」まとめはこちら。