小金がまわる 35 「投資する」

ここ30年ほどの間見たこともないような利子が入金されていました。

といっても1980年代ごろほどではないのですが、最近は「銀行に預金することのペナルティか」と思われるほど手数料の方が取られていますから、それを取り返した感じです。

 

ずっと「国の借金」の考え方に影響されていましたから、ここ数年のそれに対する批判が反動のように聞かれるようになりました。

国債」というのは大金持ちの人が国にお金を貸しているものだと思っていたくらい、何も知りませんでした。

 

1~2年前に、恐る恐る財務省の「ご存ですか?国債」を読んでみました。

国債は皆様に身近な金融商品です。国債の性格・特徴は次のようなものです。

 

1. 国が支払いをお約束

 国債は、国が発行し、利子及び元本の支払い(償還)を行う債券です。割引の方式で発行される国庫短期証券を除き、利子は半年に一回支払われ、元本は満期時に償還されます。

 

最初に読んだ時には、たしか「日本が破綻することはないので大丈夫」のようなことが書かれていたと記憶していますが、その記述は今は見つけられませんでした。

 

「皆様に身近な金融商品」。

国債ってもっと敷居が高い怖いものだと思い込んでいました。

 

*個人向け国債

 

「身近な」と言われてもおそらく1千万とか必要なのだろうと思っていたら、「1万円から購入可能」とあります。

「個人向け国債を買った人に聞いてみました!」を読むと、半数が20代から50代という年齢層でした。

 

「0.05%(年率)の最低金利保証」なんて、最近の市中銀行では見たこともない利息ですね。

 

そして誰かが何か言っただけで上がったり暴落する占いの世界のような株は危なさすぎるのですが、その点、国債は堅実そうで素人でもなんとか理解できますね。

 

 

*地中に埋めたままにせず、活用する*

 

財務省というと「国債は借金」「国の借金は孫子の借金」と言っているイメージですが、ホームページを見る限り「国債を買ってね」と宣伝しているようです。

どういうことなのかちょっと混乱しますね。

 

今までは銀行にお金を預けっぱなしで1タラントンを地中に埋めたままで増やさなかった怠け者だったのですが、国債にすれば国の財源として使ってもらえるではありませんか。

「タラントンのたとえ」は、本当にお金の話だったのかもしれませんね。

 

預金から投資へと政府は進めているようですが、国債に活用すれば国民の勤労で貯めたお金を有効に使えるし、公共事業でインフラが長期的に整備されたり経済成長のきっかけになれば増税もしなくて済むのではないかと、素人は思いますけれどね。

リスクの多い「資金運用」で儲けたいとは思わないけれど、年中起こるさまざまな国内の災害復旧のために、自分の貯金が役に立つのであれば何よりですしね。

 

 

公的年金の「運用資産」という言葉もよくわからないままだったけれど、まだまだ勉強が必要ですね。

 

なんだか民よりむしり取る暴君に豹変している方向は、将来的に本当に大丈夫なのでしょうか。

 

 

 

「小金がまわる」まとめはこちら

聖書に言及した記事のまとめはこちら