散歩をする 448 芝原上水を訪ねる

氷見の十二町潟から砺波平野までもっと歩きたいと思う場所が次々にできて、後ろ髪を引かれる思い北陸新幹線に乗りました。

 

北陸新幹線の車窓から見える石川県各地の風景にまだまだ行きたい計画があるのですが、今回は2019年に九頭竜川を訪ねた時のやり残した宿題編で、福井市へ向かいました。

 

福井駅構内が少し変わり、北陸新幹線延伸に向けて駅ビルが5月28日で営業終了になることが書かれていました。名残惜しいので、駅ビル内で夕食をとりました。

 

ホテルの窓からは永平寺のある方向の山々が一望できました。

夕闇に山の形が見えなくなるまで眺めながら、父は何を思い修行をしに行ったのだろうとつらつら考えていました。

以前は、お盆やら何回忌といった形式的なものがないと亡くなった人のことを思い出さないものなのだろうと思っていたのですが、両親を見送った後はことあるごとに思い出して生前以上にその存在を感じるのが不思議です。

 

 

*芝原上水をたどる*

 

2019年に福井城は足羽川ではなく少し離れた九頭竜川から水を引いていたことを知り、地図で芝原上水はどこにあるのか水色の線をたどってみました。

 

玉川上水のようにすぐに見つかるだろうと思っていたところ、途中に水田地帯があるためかどれが本流の上水路なのか見失いながらも、もしかしたらこのあたりが取水口かもしれないと思う場所にたどり着きました。

地図を拡大すると九頭竜川流域防災センターと九頭竜川資料館を見つけました。いつかここを訪ねてみたいと計画ノートに書き込まれましたが、その後、北陸本線の特急で福井を通過するばかりでなかなか再訪の機会がありませんでした。

 

何度もそのあたりを地図で眺めているうちに、九頭竜川資料館のある場所は永平寺川が大きく西へと蛇行して九頭竜川と合流する場所で、そこに堰が描かれていることに気づきました。

どのような歴史のある取水堰なのでしょう。

 

 

散歩の3日目は、えちぜん鉄道の車窓から芝原上水を眺めながら永平寺口駅に向い、永平寺川河口付近と九頭竜川が合流した場所と取水堰を見てみたい。

九頭竜川資料館を訪ねたあとは芝原上水のそばを歩いてみよう。

計画ができました。

 

 

 

 

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