目から鱗 18 より正確に物事を知るきっかけ

消費税について、頼みの綱のWikipediaの「消費税」と「消費税法」を読んでみましたが目が滑ってしまって内容が頭に入ってきませんでした。

 

私が政治や経済のど素人という理由もありますが、20年ほど前からWikipediaを読むようになってその膨大な知識の世界に圧倒されつつ行間に「運動」が見える記述には注意が必要と距離を保ちつつ活用しています。

その点から、Wikipediaの「消費税」と「消費税法」は緊縮財政派とでもいうのでしょうか、そちらの見方が強いような印象を受けました。

 

 

*雄弁な正義ではなく、より正確に物事をとらえるヒント*

 

ニュースのコメント欄にも玉石混交の膨大な数のコメントが掲載されます。

 

読み始めた頃は、専門用語で難しい内容を書く人に圧倒されていましたが、消費税に関しては「実生活の感覚とつじつまがあっているか」あたりが見極めるポイントでしょうか。

自分の感情や信念とは距離を置き、何が事実なのかを逡巡しながら記録を残す。

その葛藤が行間に見える時、信頼できるものだと直感しています。

 

自分で書いた「正しさ」よりも、事実はどうなのか「正確さ」を求める人が世の中にはたくさんいらっしゃり、そうした方々が落ち着いた社会を支えているのではないかと思うようになりました。

 

さて、消費税とは何か考えてこなかったので、そうかその視点で考えればいいのかとヒントになったコメントがいくつもありました。

 

管理通貨制度の仕組みを知ると、「この社会にあなたの税が活きている」というフレーズがいかに空虚な世迷言であるかを痛感します。管理通貨制度の仕組み上、国家は無税運営しても財政問題は起きないからです。

税は特定の行動抑制や景気調整のために設定されているに過ぎないのに、まだ財源云々と言っている無知な人が国会に蔓延っているのですね。

もはや税は罰金や反則金と言い換えた方が適切だと思います。それでも必要なのは行き過ぎた好景気がもたらす社会混乱を避けるためなのに、不景気の今財源問題を議論すること自体がナンセンスです。

コメント全体の是非はよくわからないのですが、「管理通貨制度」久しく忘れていた用語でしたし、その制度の中の税とは何か、そのあたりをわかっていないから消費税について私自身が混乱しているのだと思いました。

 

 

本来消費税とは売り上げから仕入れ原価を引いて110分の10を掛けた事業者に対する直接税

昨今の輸入資源高騰と円安の影響で電気代から燃料、小麦粉から飼料まで値上がりし国民生活はますます貧しくなっている。

カット代もずっと据え置きだったのが、申し訳なさそうにオーナーさんから「値上げ」を伝えられたのが昨年でした。「でも消費税分も高くなるから200円ほどで」とのことでした。

なんといっても未曾有の感染症拡大の中で自らの感染のリスクも未知数なのにお店を開けてくださり、経営も悪化しているのに持ち出しで感染対策もされていたのですから、ほんと頭が上がりません。美容師さんの技術料とかシャンプーや電気水道代を考えても、今までが安過ぎたのでした。

事業者も消費者も、なんだかしっくりしない税金ですね。

 

 

税金の大原則は所得の分配

全員から徴収し、一部に還元するような目的税はそもそも設定の大前提がおかしい。目的税であれば、一部から徴収し、より大勢の一部に還元されるのが常道。

私はなぜ「税とは何か」を知らなさすぎたのか。

 

 

海外では消費税にあたる付加価値税って、物価の上下に合わせて柔軟に税率が変わっているんですよ。

日本のように上がるばかりで一切下がらないというのは非常に異質です。

 

ほんと、目から鱗ばかりです。

 

10月25日に「消費税は社会保障の財源。税率引き下げ考えていない」(ロイター)とありましたが、国民側の知識や経験からくる目から鱗の言葉に比べて、暴君と豹変した政府の言葉はただただ空しく伝わるだけですね。

 

あ、もう一つありました。

消費税、所得税等の減税は当然だが、議員報酬等の無税は納得いかない。

えっ?知りませんでした。なんだかなあですね。

 

 

 

*おまけ*

 

所得税「減税」の話に向きそうな流れですが、てっきり「納税者一人」に対して4万円かと思ったら、「家族4人なら16万」とかいう話がニュースにありました。

それは減税とは言わないのでは。なんだかなあ、ですね。

所得税とはなんだろう。これまた勉強不足でした。

 

 

 

 

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