記録のあれこれ 20 <「災害と認識」する暑さ>

ようやく暑さがひと休みですが、連日、耳にする「生命に危険が及ぶ暑さ」「災害レベルの暑さ」は、今までの人生で聞いたことがない警告なので記録に残しておこうと思いました。


検索してみると、7月23日に気象庁が開いた記者会見で「災害と認識する」と表現しているようです。

気象庁は同日、猛暑について異例の記者会見を開いた。少なくとも8月上旬までは、西日本から東日本にかけての広い範囲で同じような暑さが続くと予想している。同庁気候情報課の竹川元章予報官は「経験したことがないほどの暑さになっている地域がある。命に危険を及ぼすレベルで、災害と認識している」とした上で、「特に環境が変わった西日本の豪雨の被災地では、できる限りの対策をして熱中症予防に努めて欲しい」と呼びかけた。
(2018年7月23日、毎日新聞、「気象庁『災害と認識』熱中症死の疑い6日で90人超え」)


そうか、猛暑も災害なのだと、ちょっと虚をつかれた感じでした。


暑かったり寒かったり、雨や雪が多かったり少なかったりといった年によっても違う天候を繰り返しても、いつも「喉元過ぎれば」で記憶が薄れてしまっていました。


私は昨年のことは「雨が多い夏だった」と記憶しているのですが、周囲の人にそう言うと「え?そうだったっけ?」と印象は異なるようです。
昨年の今頃は、父の最期の時期を一緒に過ごすために頻繁に面会に行っていたのですが、いつも雨でしたから記憶に残っています。そして真夏の葬儀になりましたが、雨続きで涼しかったのでした。


「昨年に比べて今年は暑いな」くらいだったのが、猛暑続きになり、「災害」と言う言葉まで使われるようになった。
あの熱中症ゲリラ豪雨と言う言葉が初めてニュースで使われるようになった年が必ずあるはずなのですが、今となっては記憶が曖昧になってしまっているのがとても残念でした。


「命に危険を及ぼすレベルで、災害と認識している」は、2018年が初めて使われた。
こう記録しておけば、あとで何か役にたつかも知れませんね。


私にとっては「災害」のイメージが大きく変わった年になりそうです。




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