植物に慰められる

今年も通勤途中で見かける梅の開花は、1月に入ってからでした。

12月には咲き始める早い年もあるので、まだかまだかと待ち続けていたのですが例年並みのようです。

昨年の災害と認識する暑さの影響はどうなるのだろうと思ってこの冬を待っていたのですが、梅の開花には関係がなかったのでしょうか。

 

ブログを始めたのが2012年1月ですが、植物に関して書いた記事がいつの間にか138件になっていました。

はてなブログに移行してからも「植物」のタグは残してあるので、タグをクリックすると全記事がわかります。

 

7年前の今頃は、ちょうど両親のこれからどうなるかが全く見えない時期で、どちらかの状態が落ち着くとどちらかが体調を壊し状況がまた大きく変化するという日々に入った頃でした。面会という非日常が日常になりました。

仕事とのバランスを考えないと私自身も体調を崩しそうになる中で、急な呼び出しに備えて働けるときには働かなければ周りにも迷惑がかかるし、いつも気が張った状態だったと思い返しています。

 

なぜ植物の記事があるかというと、そういう現実から逃避するかのように、ふだんの何気無い通勤の道端の草花に目がいき始めたのかもしれません。

寒い中、あるいは人に踏みつけられるような場所で生きている植物が急に大きな存在になって、目に入ってきたのでした。

ちょっと疲れながら面会に向かう時に、下を向いて歩いていたら大好きだったタチツボスミレが目に入り、一気に桃源郷のような風景に変化していきました。

こんなに美しい世界に自分は生きていたのか、となんだかわからない大きな気持ちの変化が生まれました。

 

そのかわり、平穏な日々が続いているとすぐに道端の植物のことを忘れそうになるので、回心というにはまだ遠い心境かもしれません。