年末年始にかけて新幹線をたくさん見たので幸先が良いと暗示にかかっている私ですが、「そうだ、もっと新幹線を利用しなさい」という啓示に違いない思い込むことにしました。
昨年はあちこち遠出したので、今年はおとなしく原点に戻って多摩川や玉川上水のあちこちをもっと見てみようと思っていたのですが、やはり新幹線に乗りたくなりました。
ということで、その1週間後には、以前から考えていた琵琶湖をまわる計画が実行されたのでした。
思い込みというのは、自分に都合が良いことを選択するものですね。
*琵琶湖を一周してみたい*
琵琶湖は、子どもの頃から倉敷の祖父母の家へ行く時には必ず通過していました。
冬に訪ねることが多かったので、雪の多い関ヶ原を通り過ぎたあと、ふっと目の前が開けるように大きな湖が広がっている風景が思い浮かびます。
でも通過するだけで、琵琶湖周辺を歩く機会はなかなかありませんでした。
数年ぐらい前だったでしょうか、偶然つけたNHKの番組で湧き水が豊富な町を紹介していました。町の中を湧き水の水路が通っていて、今でも野菜を洗ったり利用されているようでした。
いつかこの場所を訪ねてみたいなと思いながら、その町の名前がわからなくなってしまいました。
昨年は、諏訪湖や猪苗代湖そして宍道湖と中海など湖とは何かあまりに知らなさすぎと思った一年になりました。
琵琶湖の流入河川と流出河川のすべてを見てみたい、そう思うようになりました。
そして安積疏水を見に行った時に、ぜひ、やはりこの目で琵琶湖疏水もみたいという気持ちが強くなっていました。
*大小さまざまな湖と干拓の地*
琵琶湖とその川を眺めるおおよその計画ができたところで、地図を拡大して見落としていることはないか眺めていたら、琵琶湖の周辺にはこまごまと池のような湖のような水色の場所があることに気づきました。
そういえば、九頭竜川を見た帰りにも、米原の手前に余呉湖がありました。
大きな琵琶湖を中心に広がる滋賀県のイメージが、実はその琵琶湖沿岸にもたくさんの湖がある複雑な地形であることに、初めて気づきました。
そしてその湖の周囲は干拓地らしき場所がけっこうあることに。
今までもずっと地図を何度も何度も見ていたはずなのですけれどね。
どこで途中下車しようかと探しているときに、まず、新幹線で降りる米原の駅から歩いて20分ほどの沿岸に、「琵琶湖干拓資料館」を見つけました。
ただひたすら湖と川を眺める予定に、干拓地を回るという目的ができました。
ということで、しばらく琵琶湖編が続きます。
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