1月中旬にただひたすら湖と川を見に出かけましたが、そのあと地図を眺めていたらやり残した宿題がたくさん出てきました。
*瀬田川流域を回る*
まず琵琶湖からの唯一の流出河川である瀬田川をながめていたら、その流域を見てまわりたいと思い始めました。
ただ、公共交通機関が途中までしかないので、天ヶ瀬ダムのあたりまで川沿いに行くのは不可能そうです。
途中の大石小学校前というあたりまで行き、そのあとバスを乗り継ぐと信楽駅までのバスがあるようです。瀬田川の支流である信楽川沿いに山あいの町を通過し、分水嶺を超えると今度は、信楽線と並走する大戸川は途中から北へと流れを変え、この川も瀬田川へ合流します。
さらに信楽線でまた別の分水嶺を超えると杣川が流れ、この川は琵琶湖へ流入する野洲(やす)川の支流です。
琵琶湖からわずか10km四方ぐらいの地域なのに、琵琶湖に流入したり、瀬田川の支流だったりと、水の流れを追うだけでも瀬田川改修の歴史をもう少し見て見たい、また訪ねてみたいと思いました。
*瀬田川から宇治川へ、宇治川から淀川へ*
瀬田川をせき止める天ヶ瀬ダムのわずか1.5kmほど下流に、宇治平等院があります。
中学の修学旅行で京都・奈良を訪ねたときに、宇治平等院も行きました。周囲にあまり建物がなくて、宇治平等院を映し出す池と近くの川、そして水田地帯を見たようなかすかな記憶があります。
あの川が宇治川で、その近くに大きなダムがあったとは。もう一度、この目で見てみたいと思いました。
宇治川を地図でたどると、木津川との合流するあたりに用水路が広がっている地域が目に入りました。「新田」とついた地名もあります。干拓地に違いない、もしかすると記憶にある水田地帯はこの辺りだったのだろうか、ここを歩いてみたいと思いました。
宇治市歴史資料館のHPを読んで、ここが巨椋池(おぐらいけ)という広大な池であったことを知りました。
その近くには木津川、宇治川、桂川が合流し淀川になる場所があります。
そこも歩いてみたいと思いました。
*琵琶湖疏水*
1月に訪ねたときには、琵琶湖疏水の取水口から山科のトンネルまでを見たのですが、いつか琵琶湖疏水記念館のあたりを歩いてみたいと思って帰ってきました。
地図を眺めているうちに、一泊二日で、この瀬田川流域から巨椋池、そして琵琶湖疏水を回るコースが出来上がりました。
でも1月も遠出をしたし、2月も2泊3日の遠出を計画していましたから、さすがに数ヶ月後ぐらいかなと思っていたのですが、岡山・広島から戻って数日後にはチケットを購入。10日後の3月に入ってから出発しました。
今を逃したら、おそらく半年とか1年で旅行もできないかもしれない。
そんな情勢になってきました。
ということで、しばらくまた不定期にこの記録が続きます。
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