発達する 33 修学旅行の計画にどんな思いがあったのだろう

ここ2年ほど遠出をするようになりました。

まったく初めての場所もありますが、どちらかというと記憶をたどって行く場所が増えてきました。

 

先月の北陸道も、高校時代の修学旅行や1990年代に訪ねた場所でした。

昨年、金沢駅修学旅行中の高校生を見たことで懐かしくなり、40年前にどんな場所を見ていたのかもう一度訪ねたいという思いが実現しました。

 

北陸の風景を見ているうちに、誰がどんな思いで、あの高校時代のコースを決めたのだろうかということがとても気になりだしました。

旅行会社の決めたコースだったのでしょうか、それとも高校の先生が私たちに「何か」を見て欲しくて決めたコースだったのでしょうか。

能登半島の地理や文化、気候などでしょうか。

 

先月見た石川県の風景は、当然40年前とは全く違いますし、あの頃から見えれば同じ「現代」でも未来のような変化が起きています。

現代の高校生と同じ風景を見ているようで、違う風景です。

 

でも確かに、40年前に実際に訪ねた経験と記憶は私の中に残り、過去と現在をつなぐものに変わってきました。

そしてとにかく見て歩くという言葉につながり、モノや人が通った道を訪ねたくなりました。

 

修学旅行の北陸コースを立てたのはきっと地理の先生だったに違いないと思えてきたのですが、どうでしょう。

そして私たち世代に何をつないでいきたかったのでしょうか。

 

 

 

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