一週間以上続く広範囲な山火事に、どうか住民の皆さん、消火活動をされる方々、そして大事な家が無事でありますようにとその経過を追っていました。無事に鎮火できたようで、ほっとしました。
ほんとうに火事は大変です。
足利市という地名を聞いて、そうだいつだったか両毛線に乗って散歩をしたはずなのに記録にしていないと思い出しました。
カレンダーと手帳を出して、すぐにわかりました。2019年12月27日でした。
「プール最終日だが、今日もパス」「大宮→小山(新幹線)→両毛線→栃木→桐生→水道山、動物園→高崎→八高線→拝島→帰宅」と記録されていました。
年末年始に備えて12月後半は少しリスクのある産婦さんの分娩誘発が増えるので、この年の瀬も仕事で疲れていたのだと思います。
泳ぐ元気はないけど、電車の散歩ならと出かけたのでした。
なぜ両毛線を選んだかというと、その年は念願の関屋分水再訪を果たし、その帰りの新幹線の窓から見えた風景から群馬用水を知り、いつかこの用水を訪ねようといくつか計画ができました。
地図を眺めていると、なぜ両毛線は桐生、伊勢崎、前橋の間が「くの字」になっているのだろうと気になりました。渡良瀬遊水地に流れ込む渡良瀬川と利根川が作り出す地形はどんな雰囲気なのだろうと、秋になったら行こうと思っていました。
10月13日:前日通過した令和元年東日本台風(台風19号)の影響で、栃木駅ー大平下駅間の永野川橋りょうにおける橋台背面流出などの被災が確認され、桐生ー小山駅間で運休となる
11月11日:岩舟駅ー栃木駅間が運転再開。これにより全線の復旧が完了し、代行輸送は前日を以って終了。同駅間は当面の間徐行運転を行う。
運転再開のニュースを耳にして、いつかいこうと思っていたことがこの日、実現したのでした。
山火事から、あの車窓の風景と散歩の記憶が蘇ってきました。
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