食べるとういうこと 78 和菓子屋さん

前玉(さきたま)神社の参道の入り口に、「ねこもなか」の幟が立っていました。

ついついふらりと立ち寄って、ねこもなかと栗の入ったお菓子を買いました。

 

いつ頃から「ねこもなか」ができたのだろうと思ったら、行田市観光NAVIによれば昨年12月にできた新商品だそうです。

猫に会える縁結び神社で知られる『前玉神社』に隣接する和菓子店「金沢製菓」で新商品が出来ました♪

前玉神社の境内では御由緒はよくわからなかったのですが、古墳ということは水が大事ですし、池もあるから水の神様かと勝手に思っていました。

 

「ねこもなか」美味しくいただきました。

 

最近、あちこちに散歩に出かけると、お土産やさんでその土地のお菓子を見るのが楽しみです。

日持ちの良い個別包装のお菓子が一個から買えるお店が増えたので、ついついいくつも購入するという、販売作戦に乗せられています。

そして思い出に浸りながらお菓子をいただいています。

 

ここ最近は、バターを使った洋菓子から和菓子へと、私の好みが戻ってきました。

 

1970年代ごろ、地方都市の商店街には必ず大きな和菓子屋さんがあって、母が時折、色々な種類の和菓子を箱詰めにして買ってきた記憶があります。

「不意の来客に備えてのお茶菓子」という理由でしたが、あっという間になくなっていくのでした。

 

その後は、私の嗜好がケーキや洋菓子に変わっていってしばらくは和菓子から遠ざかっていました。

きっとあの頃がおなかを満たすことからお菓子もふんだんに食べられる時代になった日本中の和菓子屋さんの全盛期で、その後は衰退していくのだろうと思っていた時期もありました。

 

散歩をするようになって、早朝からもち米をついてお菓子を作っているお店のそばを歩いたり、銘菓がたくさん今もあることを知りました。

 

水田が健在なら和菓子屋さんも健在ですね。

一時は新しいものに押されそうになっても、やはり残るものは残るのだと、美味しい和菓子を作り続けている小さなお店が気になるようになりました。

 

 

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