散歩をする 370 東觜崎(はしさき)から揖保川沿いの堰へ

散歩の2日目の午前中は、水の館男山配水池公園も目前にして結局あきらめるという、相変わらずの行き当たりばったりになりました。

 

それでも姫路の水の流れを見ることができて満足し、次の目的地に向かうため姫路駅のホームに立ったときに、「あっ」と気づきました。

姫路駅の北口の建物は大きな木で四角くデザインされたものなのですが、ホームに立つとそれが木枠になって、白鷺城が一枚の絵のように見えました。

昨年6月に津山から姫新線で降り立った時には気づかなかったのでした。

 

2日目の午後は、昨年、姫新線から見た場所を訪ねます。

 

揖保川左岸を潤す用水路の始まりを見に行く*

 

津山から姫新線に乗って揖保川を渡る直前に、対岸に分流堤のような石積みのものがあることに気づきました。

そして鉄橋を渡ると水田が広がり、本竜野駅のあたりまで用水路が張り巡らされているように見えました。

いつか歩いてみたいと思っていた場所を訪ねます。

 

 

12時22分に姫路を出ると、次の播磨高岡駅で行違い電車の待ち合わせです。そこから少しずつ山あいに入り、余部駅の手前では車窓から歩いてみたいような川合が見えました。

山を切り崩して家が建っているのも見えます。こうして通勤圏に一戸建てを建てる夢が叶えられていった時代が車窓から見えるようです。そしてもう少し山あいにはいると、水田や竹やぶ、古い家やお寺があり、なんとも美しい街です。

 

12時48分に東觜崎駅に到着しました。

目の前には古くからの製麺工場があり、地図ではエースコックの工場になっています。

北側の山々は悪石地形のようです。

 

駅から北西へ、揖保川の河岸を目指しました。東側には水田が広がっています。

途中で、ふと祖父母が住んでいた倉敷の街に迷い込んだような場所があり、「たつの市龍野 重要伝統的建造物群保存地区」の説明がありました。

ここを歩いただけでも、訪ねてよかったと思う街並みです。

 

県道724号線の橋のたもとに来ました。美しい揖保川の流れが見え、水門と堰が見えました。

その上流側に、あの車窓から見えた分流堤があるようです。

川沿いの遊歩道の入り口に、「觜崎磨崖仏」(まがいぶつ、いぼ神さん)と「觜崎の屏風岩」の説明がありました。

そのいぼ神さんまで水路沿いに歩く計画でしたが、何かの工事中のようでした。

 

そのそばの小高い場所に、地図には載っていなかった神社がありました。

水神様かもしれないと、険しい石段を上ってみました。

わかったのは「古天満宮」という名前だけで、御由緒も書かれていません。

揖保川の方向は岩で遮られていて水面は見えず、どちらかというと東から南へとその街と水田地帯が見えるような場所で、拝殿の場所にベンチがありました。

 

天満宮までの一往復だけで膝がカクカクしそうでしたが、午後は揖保川沿をまだまだ歩きます。

 

 

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